【成城石井】春旬スイーツ3品を実食解説!瀬戸内レモンだから実現した味とは

自社のセントラルキッチンで開発・製造する自家製商品も人気のスーパーマーケット「成城石井」。創業95周年を迎えた2022年、バイヤーが日本各地で旬の食材を再発掘し、セントラルキッチンで作る「四季プロジェクト」を始動しました。第1弾は、レモンの常識を変える「瀬戸内レモン」! そこで今回は、バイヤーさんとパティシエさんのお話を交えながら、筆者がチェックした3品の自家製デザートをレポートします!

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創業95周年!感謝を込めた「四季プロジェクト」始動

全国で196店舗を展開するスーパーマーケット「成城石井」。2022年春、創業95年の感謝を込めて、新たな取り組み「四季プロジェクト」がスタートしました。

同プロジェクトは、日本の美しい四季に注目。「食べ頃」を熟知した成城石井のバイヤーが日本各地の食材を再発掘し、セントラルキッチンの料理人やバイヤーが、食材の魅力を最大限に引き出した「旬」の商品を開発するというものなのです。95年分の「ありがとう」と、「産業の継承と日本の美しい四季を守りたい」という思いが込められているそう。

また、95年には、9=quality、5=成城石井の5分野(商品・店舗・販促・セントラルキッチン・SDGs)の意味も込められているそう。2022年はこの「q5」をキーワードに、成城石井らしい品質のオリジナル商品を展開していくそうです。

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第1弾の春は「瀬戸内レモン」

国内流通している約9割が輸入品というレモン。海外産のレモンは完熟前に収穫されて薬剤を使用しますが、国産はもっともおいしい時期に収穫し、防かび剤やワックス不使用で出荷されています。

瀬戸内エリアはレモンの栽培でも知られていますが、成城石井のバイヤーが選んだのが広島県の「ハマノ果香園」の瀬戸内レモンです。降水量が少なく、晴れが多い気候の瀬戸内で太陽をいっぱい浴びて育ち、香りよく、酸味がまろやかで甘味が強く、皮ごとでも食べられることが特徴。レモンといえば夏のイメージですが、実は冬から初春にかけて旬を迎えるのです。

「今までのレモンの常識を覆すほどのインパクトを持つ瀬戸内レモン」と語るバイヤーの佐藤忠憲さん。レモンの樹には棘があるため、棘で外皮に傷がつかずに健康的でしっかり熟した実が収穫できるように、樹の内側で栽培。丁寧に育てられるため果皮がきれいなのと、果汁原料も出荷可能ということもあって選定したそう。

この瀬戸内レモンなら、成城石井が培ってきた開発力も発揮して、さまざまな魅力的な商品が生み出せると確信。四季プロジェクト第1弾の食材になったというわけです。

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香りと味を生かしたセントラルキッチンの自家製商品

「1番の魅力は、なんといってもその香り」と語るのは、セントラルキッチンのパティシエ、近藤勝寿さん。爽やかという言葉がぴったりと当てはまる果皮の香りと大人な苦味、濃い甘みと酸味のある果汁に魅了されたそう。

風味を生かしたレモン料理は多いですが、瀬戸内の旬のレモンは格別とのこと! 特長を余すところなく活かせるよう、同社自慢のセントラルキッチンにて一から丁寧に果汁やピール、ジャムなどに加工しているそう。パンオレやムースなど、さまざまな試作研究を重ねた結果、レモンの味わいや風味をしっかり楽しめる商品として、今回のパウンドケーキやパンなどが完成しているのです。

そこで今回は、瀬戸内レモンから作られた成城石井のスイーツから、筆者が注目した3品の味を実食してレポートします!

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5日間で約5,200本販売!「レアチーズケーキ」

成城石井の自家製デザートの看板商品「プレミアムチーズケーキ」など人気商品が多いチーズケーキシリーズから、「成城石井自家製 フレッシュ瀬戸内レモンで作ったレアチーズケーキ」(755円・税込)。なんと、3月2日の発売から5日間で約5,200本も販売するという好発進ぶり! 開封と同時にレモンの良い香り。金の延べ棒のような黄金の輝きです!

自家製瀬戸内レモンジャム入りのハチミツジュレ、瀬戸内レモン果汁入りのレアチーズ生地、クッキー生地の3層。

蜂蜜がほんのり香るプルプルのジュレにはレモンの皮の粒感を残し、「爽快!」という言葉がぴったりなフレッシュさに。

レアチーズケーキはさっぱり系のチーズとやさしいレモン風味で、ジュレとレアチーズのレモンのコントラストに驚き! しっとり食感のクッキー生地はバターが香り、レモンの後口をリッチに締めくくります。

異なる3層が合わさるからこそ実現する、まさに三位一体のハーモニーです!

成城石井自家製 フレッシュ瀬戸内レモンで作ったレアチーズケーキ

価格:755円(税込)

消費期限は製造日より4日

発売約10日で1万個突破!「練乳プリン」

カップデザートには「成城石井自家製 フレッシュ瀬戸内レモンで作ったはちみつジュレの練乳プリン」(270円・税込)が登場。

練乳プリンの上には自家製瀬戸内レモンジャムとハチミツのジュレがたっぷり。ジュレの酸味と甘味が一気に広がり、かすかにレモンの苦味も残す味わいは果実そのもの!

口当たりは少し固め。酸味あるジュレと合うように通常の卵より甘味やコクの強い原料を使っているそう。練乳の甘味に卵のコクが深く、酸味と苦味をマイルドに包み、レモンとの相性がよく計算されています!

レモンジャムだけのフレッシュ感、練乳プリンのスイートさ、すべてが一緒になったときの調和は、大人に楽しんでもらいたい味わいです。

成城石井自家製 フレッシュ瀬戸内レモンで作ったはちみつジュレの練乳プリン

価格:270円(税込)

消費期限は製造日より3日

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爽快和菓子!「チーズクリーム大福」

こちらは、和菓子好きにも注目してもらいたい「成城石井自家製 フレッシュ瀬戸内レモンで作ったチーズクリーム大福」(2個入 323円・税込)。

太陽のようなハツラツカラーの大福が2個パッケージされていました。わらび粉入りの羽二重餅で、赤ちゃんの肌のようにつやつや&ぽよぽよ。ふわっとレモンが香り、びよ〜んと伸びがよくてモチモチ!

なめらかで濃厚なクリームチーズが包まれていて、中には自家製瀬戸内レモンジャムも。凝縮された甘酸っぱさがガツンと届きます。伸びやかなお餅、クリームチーズ、爽快なジャムというメリハリのある和菓子、ぱくっと豪快にいただきましょう!

成城石井自家製 フレッシュ瀬戸内レモンで作ったチーズクリーム大福(2個入)

価格:323円(税込)

消費期限は製造日より3日

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まだまだある!瀬戸内レモン商品

紹介した3品のほか、ラムを隠し味に、生地に自家製瀬戸内レモンジャムを混ぜて表面にジャムを塗った「成城石井自家製 フレッシュ瀬戸内レモンで作ったパウンドケーキ」(1,070円・税込)、自家製瀬戸内レモンジャムをブリオッシュ生地で巻き込んで、焼きあがりにブランデーシロップをしみ込ませ大人風に仕上げた「成城石井自家製 瀬戸内レモンブリオッシュロール」(323円・税込)、瀬戸内レモンの皮と果汁を丸ごと使い、粗挽き製法を採用しジューシーな「成城石井自家製 瀬戸内レモンのウインナー」(539円・税込)も登場しています。

「チーズクリーム大福」は2022年4月中旬頃までの販売予定ですが、ほかの商品は4月下旬頃までは販売されるようです。今後も第2弾の発売を予定しており、期待も高まりますね。まずは第1弾の「瀬戸内レモン」で春を迎えて、四季が育む日本の旬の魅力を食卓に並べて楽しみましょう!

成城石井

公式サイト:http://www.seijoishii.co.jp/

四季プロジェクト第1弾「瀬戸内レモン」特集ページ

Webマガジン(SEIJO ISHII TAYORI March.2022):http://www.seijoishii.co.jp/product/tayori/

成城石井公式トップバイヤーブログ:https://seijoishiiblog.com/16969/

(購入店舗)

成城石井 浜田山店

住所:東京都杉並区浜田山3-34-30

電話:03-5316-1570

営業時間:10:00〜22:30

定休日なし

※新型コロナウイルス感染防止対策のため、営業時間を急遽変更する場合あり

交通:京王井の頭線「浜田山駅」出口目の前

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