孤島でせめぎ合う、純粋な信仰心と抑えきれない欲望 カルトの世界に切り込む 「ビリーバーズ」7月公開

山本直樹の同名漫画を映画化した「ビリーバーズ」が、7月8日より劇場公開されることが決まった。あわせて、北村優衣と宇野祥平の出演が発表された。

北村優衣が演じるのは、ヒロインとなる副議長役。オーディションによって選ばれた。映画、テレビドラマ、バラエティなどで幅広く活躍する22歳で、官能的なシーンに至るまで演じきっている。宇野祥平が演じるのは、孤島のリーダーでもある議長。「罪の声」「本気のしるし」などで高く評価された演技力で狂気を体現する。

「ビリーバーズ」は、独創的な感性と世界観でカルトの世界に切り込み、人間の欲望をあぶり出した、山本直樹の同名漫画を映画化した作品。「孤島のプログラム」と呼ばれる無人島での共同生活を送り、「安住の地」へと旅立つ日に思いをはせる、宗教的な団体に所属している2人の男と1人の女を描く。本作の映画化を熱望した、「アルプススタンドのはしの方」「愛なのに」などの城定秀夫がメガホンを取る。

北村優衣と宇野祥平のコメントも発表された。発表されたコメントは以下の通り。

【コメント】

■北村優衣
極限状態での人間の本質を描いたこの作品を、この役を、絶対にやりたいと思いました。人は弱く脆く欲深い。だから人は人を求めるし、そんな彼らの生き様が時に可笑しく、でも愛おしく、そして切ない。私にとっても挑戦となるこの作品を、城定監督をはじめ共演者とスタッフの方々に助けられながら、全身全霊で挑みました。今までにないこの『ビリーバーズ』の世界を早く皆さんに体感していただきたいです。

■宇野祥平
山本直樹さんの『ビリーバーズ』を城定秀夫監督が映画化され、ファンとしてそれを観られる事に只々喜びました。 磯村さん、北村さんは随分年下ですが、純粋且つ真摯な姿勢に教えてもらう事が多く、助けられました。
人を分ける「あっち側」とか「こっち側」とか厄介な言い方がありますが、孤島でただならぬことをしている人達と同じ側で笑ったり怒ったりして観られるこの映画が僕はとても好きです。

【作品情報】
ビリーバーズ
2022年7月8日(金)よりテアトル新宿ほか全国順次公開
配給:クロックワークス、SPOTTED PRODUCTIONS
©山本直樹・小学館/「ビリーバーズ」製作委員会

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