益若つばさ、子どもにウクライナ戦争をどう伝えるべき?

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」が、「ABEMA NEWSチャンネル」にて、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より生放送している。

2022年4月6日(水)夜9時からの放送では、4月から番組MCとしてレギュラー出演するモデルで商品プロデューサーの益若つばさが登場。益若は「これまでアベプラに出演していて、毎回反省しながらも、出演できたからこその学びがとてもあった。成長ができるので、すごく好きな番組です」と意気込みを語った。

番組では、新型コロナの3回目のワクチン接種を加速させるため、スポーツ観戦などのイベントのチケット代金を2割引きにする「イベントワクワク割」を政府が検討していることを紹介。益若は「まん延防止措置をいつまでも繰り返すよりも、前向きな政策なので良いと思う」とコメント。その一方で、ブースター接種が伸び悩んでいる状況について「躊躇する気持ちがわかる。私は1回目の時に39度の熱が出て、2回目の時はワクチンに異物が混入していたので、正直に言うと怖い。海外に行く予定があるので、来月に3回目接種はするけど…」と話した。

お笑い芸人のパックンは「“ワクワク割”は良いと思う。不平等だとも言われてるけど、接種したらご褒美があっても良いのではないか?」とした上で、「接種に対するハードルは取っ払った方が良い。マイナンバーを伝えれば何回目なのか分かるようにして、接種券もいらない、予約もいらないようにすればいい」と提案した。さらに、「7月にパックンマックンの25周年記念ワールドツアーがある。“ワクワク割”を使えば800円も安くなるからね~!」と自身のライブを宣伝し、笑いを誘った。

また、番組では、ウクライナ侵攻について、子どもにどのように伝えるべきなのか?過激な映像や情報との適切な距離感とは?について考えた。

子どもが中学2年生の益若さんは「残酷な映像によって、成長期の子どもに影響を与えてしまうのでは?という意見はすごくわかる。かといって蓋をしてしまい、“なかったこと”のように教えることは違うとも思うので、正解がなく難しい」とした上で、「今の状況で言うと、私は『ロシアが悪い』というような何かを“悪”にしてしまう教え方をいけないと思っている。ロシア軍の中には、自分の家族を守るためにやりたくもない戦争に駆り出されている方がいる。だから、一概に“悪”だと決めつけて息子に教えたくない。命を大切にしなければならないことは当然のことなのに、戦争が起きてしまう現実があることや、見る側面によって敵が違うことを、ゆっくり時間をかけて息子には教えたいと思っている」と思いを語った。

 

また、議論・報道するだけで終わらない番組を目指すため、その日に話し合ったテーマについて、“答えを出す”時間を4月より新設。この日は、「子どもに戦争をどのように伝えるか?」について、番組の最後に振り返った。

益若は「答えを出す時間なのに申し訳ないけど、子どもに対して戦争をどのように伝えるか?という答えをすぐに出す必要はないと思う。子どもに対して、『どのように伝えたらいいのかわからなくて、親も悩んでいるんだよ』と伝えて、一緒に考えていくことも大事」と語った。2児の父親のパックンさんは「ショッキングな映像を『あれは死体なんだ』とストレートに子どもに解説することで、“死とは何か?”“戦争とは何か?”について想像を膨らませることができるし、それによって議論に参加できる子どもに育つと思う。むしろ、『両親が隠していたこんな事実があったんだ』と、いつか知った時の方が、ショックがより大きいのでは?」と話した。

本放送の様子は、現在も「ABEMA」にて見逃し配信中。

■『ABEMA Prime』 放送概要

放送日時 :毎週月~金曜 夜9時~夜11時  ※生放送

放送チャンネル:ABEMA NEWSチャンネル

(C)AbemaTV,Inc.

© 株式会社ジェイプレス社