平和精機工業株式会社は、75mm三脚の新シリーズ「HSシリーズ」を正式発表した。出荷開始は2022年5月頃を予定している。
、2022年春に発売予定としていたもの。ラインナップと希望小売価格は以下の通り。
HSシリーズラインナップ紹介
- 「HS-150」
一眼・小型ビデオカメラ用高性能三脚システム。グランドスプレッダー:税込143,000円 - 「HS-150M」
一眼・小型ビデオカメラ用高性能三脚システム。ミッドスプレッダー
税込143,000円 - 「HS-250」
ハンドヘルド・小型シネマカメラ用高性能三脚システム。グランドスプレッダー
税込165,000円 - 「HS-250M」
ハンドヘルド・小型シネマカメラ用高性能三脚システム。ミッドスプレッダー
税込165,000円 - 「HS-350」
8kgまでのセットアップ用高性能三脚システム。グランドスプレッダー
税込198,000円 - 「HS-350M」
8kgまでのセットアップ用高性能三脚システム。ミッドスプレッダー
税込198,000円 - 「HS-450」
12kgまでのセットアップ用高性能三脚システム。グランドスプレッダー
税込275,000円 - 「HS-450M」
12kgまでのセットアップ用高性能三脚システム。ミッドスプレッダー
税込275,000円 - 「H15」
完全バランスの取れる75mm高性能ヘッド単体
税込99,000円 - 「H25」
完全バランスの取れる75mm高性能ヘッド単体
税込110,000円 - 「H35」
完全バランスの取れる75mm高性能ヘッド単体。「Long Plate S」付属
税込143,000円 - 「H45」
完全バランスの取れる75mm高性能ヘッド単体。「Long Plate S」付属
税込187,000円
HSシリーズは、同社の無段階式「完全バランス」機能は、どのティルト角度でも確実にカメラが止まるもの。寄りの場面などのように精細さが求められる操作において、バネの跳ね返りに伴うストレスから開放され、意のままに直感的なカメラワークが可能だとしている。
HSシリーズのカウンターバランスの取り方
完全新規設計のヘッドは大幅な改良を加えた設計により、経年劣化によるパン・ティルトのガタつきが起きない構造となり、よりスムーズな動き出し、よりきれいな止め際の動作が可能となった。また、ユーザーの利便性を高める機能も多く盛り込まれているという。
バネの強さが一目でわかるよう、0〜100の数値で締め込み量を表すカウンターバランスメーターを搭載しており、現場ごとのセットアップを楽に行うことができるとしている。
また、操作感、耐久性、信頼性を重視し、ドラグシステムに金属積層ユニットを採用。最高級シリコーングリースを使用しており、上質な粘り感があり、動き出しから止め際まで滑らかでバックラッシュも極限まで抑制しているという。-40°Cから+60°Cの温度域で使用でき、経年使用時の耐久性にも優れている。抵抗がない0(フリー)を入れてそれぞれ4段階ある。他社製品と異なり、ドラグダイヤルをゼロに合わせて保管する必要もないという。
HSシリーズ機能紹介
HS-150/150M
ミラーレスカメラやDSLR、Z90などの小型ハンドヘルドカメラに最適なモデル。特にミラーレスカメラでの撮影を想定し、キットレンズとの組み合わせた最軽量のセットアップから完全バランスが取れる。α7やGH5、R5といった軽量のカメラでも妥協のない、完璧なカメラワークをすることができるとしている。簡易的なリグを使ったセットアップまで対応している。
HS-250/250M
ハンドヘルドカメラや小型シネマカメラに最適なモデル。近年のハンドヘルドカメラの軽量化に合わせて、カウンターバランスのレンジを下げており、従来のRS-250D/250DMより軽量なカメラを載せることが可能。
HS-350/350M
ワイドコンバーターレンズやLEDライトなどを装着したハンドヘルドカメラ、ラージセンサーカメラなど、8kgまでのセットアップに最適なモデル。リグや望遠レンズを装着することを想定し、前後バランスが取りやすいLong Plate Sが付属している。
HS-450/450M
各種アクセサリーを付けたラージセンサーカメラや小型のショルダーカメラなど、12kgまでのセットアップに最適なモデル。他のモデルで採用しているRT30Bではなく、より頑丈なRT40RBを採用することで、75mm三脚システムでありながら、堅牢性と安定性に優れているという。前後バランスが取りやすいようにLong Plate Sが付属している。