ベトナム人の技能実習生らが是正を申し入れ 外国人技能実習機構の対応に対し

宮城県石巻市の水産加工会社で働いていたベトナム人の技能実習生3人が、実習制度を監督する外国人技能実習機構の対応は労働者の権利を侵害するものだなどとして、是正を申し入れました。

ベトナム人実習生「私たちはベトナムに帰りたくない。日本で働きたいです」

国の認可法人、外国人技能実習機構に申し入れをしたのは、2019年10月から2022年2月まで石巻市の水産加工会社で技能実習生として働いていたベトナム人の女性3人と、3人が加盟する労働組合です。

申し入れによりますと、3人は実習先の会社でパワハラや賃金未払いなどがあった上、退職も強要されたということです。

その後、労働組合に加入して復職や転職について団体交渉を求める過程で、機構の担当者から組合の脱退を促すメールを送付されるなど、労働者の権利を侵害されたと主張しています。

また、機構は本来、実習生を保護する立場にありながら、実習先の違法行為を調査しなかったなどと指摘しています。

機構は「個人情報に関わることなので何も答えられない」とコメントしています。

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