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2022年4月7日に公開された動画のテーマは……参院選大阪選挙区に注目!
夏の参院選で注目される大阪選挙区の顔ぶれを解説します!
【トピックのポイント】
・参院選・大阪選挙区は定数4に14名が立候補予定
・現職は自民・公明・維新―新人は苦戦?
・立憲民主党はいまだ名乗りをあげず出遅れ感漂う
参院選2022 大阪選挙区 予想される顔ぶれ
夏に控える参院選で注目される選挙区の1つが大阪。
まずは現時点で予想される顔ぶれから現職の4名を紹介します。
4枠のうち半分を日本維新の会が抑えています。
2016年の参院選当時は、浅田氏、高木氏と候補者を2名立てたことに対して共倒れも危惧されましたが、きっちり2議席を獲得しました。
現在、日本維新の会は着々と支持率を伸ばしており、今回の選挙でもこの2人の当選は手堅い状況と言えます。
自民党からは松川氏。自民党がこの1枠を取り落とすということはあまり考えられません。
公明党は昨年の衆院選でも大阪で一定の得票があり、石川氏は安定した票を獲得することが予想されます。
落選する要素が見られない現職。そこに挑むのが以下の顔ぶれです。
上記のようにそれぞれ候補者を擁立することが予想されている他、NHK受信料を支払わない国民を守る党から髙山純三朗氏、西脇京子氏、丸吉孝文氏、吉田博之氏の4名、新党くにもりから後藤住弘氏がそれぞれ立候補を予定しています。
いくつかの党に関しては、大阪選挙区だけで見れば一本化して4枠目の獲得を狙うのもひとつの戦略。
しかし、大阪府の人口を踏まえ、比例票の掘り起こしとして候補者を立てておきたいという思惑があるようです。
もう一つ気になるのは、立憲民主党がまだ候補者を立てていないこと。
参院補選の石川選挙区でも、立憲は落下傘候補を擁立するにとどまっています。
背景には、立憲民主党が共産党との距離感について、党内で決めきれていないことが考えられます。
昨年の衆院選での選挙協力体制について評価が分かれている中で、野党共闘するのかしないのか、あるいは各選挙区で調整していくのか、舵取りが難航しているようです。
日本維新の会との野党第一党争いが続く中、参院選をうまく乗り切れるかどうかが立憲民主党の今後に関わってくる可能性もあります。
候補者擁立が遅れれば遅れるほど不利になる選挙戦。立憲民主党の動きが気になるところです。
前回・前々回の参院選結果
ここで、前回(2019年)と改選を迎える前々回(2016年)の参院選の結果を振り返ってみましょう。
前回(2019年)
2019年の参院選大阪選挙区の結果はこちら。
自民党は候補者を2人にするか1人にするかで揉め、最終的に太田氏に一本化することでなんとか当選することができました。
共産、立憲、国民はそれぞれ候補を擁立したものの、結局票が割れてしまい、勢いを増す維新、一本化した自民に敗れる結果となってしまいました。
立憲民主党は、1議席を獲得するために戦略を仕掛けておけば、当選の可能性があったかもしれません。
また、それを野党第一党として主導することで、勢力を伸ばせる可能性もあったと思われますが、2019年の時点でも後手に回っているのが見て取れます。
前々回(2016年)
最後に、前々回の結果を見てみましょう。
気になるのは誰が1位当選を果たすのか、というところではないでしょうか。
大阪での勢いを見るに、日本維新の会がトップ当選というのも十分考えられます。
浅田氏は政策通で知られる維新のブレーンですが、71歳という年齢がややネック。
最近の選挙は若い方や女性候補が当選しやすい傾向があるため、高木氏がトップ当選の可能性もあります。
一方で、前々回はトップだった松川氏も若手の女性候補。
この6年でキャリアを築いており、2度目のトップ当選を果たすことも十分にあり得るでしょう。
安定した支持率の自民党と、勢力を伸ばしている日本維新の会、はたまた別の党なのか……どの勢力が注目選挙区を制するのかも、参院選の見どころです。
動画本編はこちら!
大阪選挙区は早くも混戦の様相!?戦局を選挙プランナー・松田氏がわかりやすく解説!
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