キラー・カーンさんの手術成功 S状結腸がん告白

S状結腸がんであることを公表していた元プロレスラーのキラー・カーンさん(75=本名・小沢正志)が7日に手術を受け、成功したことを自身のYouTubeチャンネル「キラーカーンTV」のスタッフが8日、同チャンネルの公式ツイッターで報告した。

スタッフは「手術は無事に成功しました」とし、後日術後の経過や本人のコメントを同チャンネルで配信するとした。

カーンさんは3月19日に「【重大発表】ファンの皆さまへ 生死をかけた戦いに行ってきます!必ず帰還します!【キラーカーン】」と題した動画を公開し、がんとの戦いを告白。「かなり進んでいるみたいですけど 自分は必ず復帰(復活)して またファンの皆さんとお会いしたいです 必ず生還しますので待っててください」と宣言していた。

YouTubeチャンネルのスタッフは7日、手術室に入るカーンさんの「頑張ってくるよ。ファンの皆さんありがとうございます」とのメッセージを紹介。「現在、カーンは頑張っています。さらなる応援メッセージ、カーンコール、小澤コールをお待ちしております」と呼びかけていた。

カーンさんは1963年に初土俵を踏み、越錦のしこ名で最高位幕下40枚目。廃業後の71年にプロレス転向し195センチ、140キロの巨体を生かした〝蒙古の怪人〟として、新日本プロレスや海外マットで活躍。87年に引退した。

歌手などの芸能活動や飲食店などを経営していたが、2020年10月に新宿区内で自転車で女性をはね、そのまま逃走したとして同年12月に東京地検へ書類送検された(嫌疑不十分で不起訴)。2021年5月に経営していた「居酒屋カンちゃん」閉店後は、YouTubeチャンネルを開設し動画配信を行っている。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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