第24回「1994年12月:年末って何かと気ぜわしいよね」

レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。 1994年12月はロフトに3回、シェルターに1回。 12月5日はロフトで『WE GOT THE FORCE VOL. 5』。過去に何度も説明しておりますが、PEALOUTの高橋浩司さん(ds)が在籍していたSOUL SONIC FORCEの企画イベントです。第5回のゲストはGMF、714(ex. Badge714)、そしてPEALOUT。高橋さんは、2つのバンドでドラムを叩いたってことですね。 PEALOUTのオフィシャルサイトによると、この日が初ライブだったようです。 * * * 12月12日は、東京スカンクス、JET BOYSと共演したジェイソンズを観に、ロフトへ。 ここ最近、ジェイソンズのメンバー(全員)から「90年代の写真を探してるんだけど、持ってる?」と立て続けに連絡がありました。某誌の企画で昔の写真が必要になったとのこと。 押し入れから古いアルバムを引っ張り出し、何枚か発掘したのでさらしておきます。

HIROKIくん(g)とDAISUKE(b)。HIROKIくんは現在、Dragon Ashで活躍中です。DAISUKEはサーファー。

CHATANI(ds)とHIDEさん(vo)。CHATANIは現在、久土’N’茶谷で活躍中です。HIDEさんはサーファー。 ちなみに、背後霊のような男はDOG IN BLANKETのサッキー(vo)です。 * * * 12月22日は、ロフトでH.G. Fact企画イベント『H.G.F.P.』。出演はCOCOBAT、DBX、WRESTLING CRIME MASTER。TAKE-SHIT氏はCOCOBATとDBXでベースを弾いていました。 この日のライブを最後に、COCOBATからヴォーカリストのRYUJIさんが脱退。 翌年、GMFの遠藤憲昭氏(vo)をはじめとするゲストを迎え、TAKE-SHIT氏もヴォーカルを兼任しながら3rdアルバム『POSI-TRACTION』を制作するも、MUROCHIN(ds)とTOMODAくん(g)が脱退。 結果的に1994年12月22日の『H.G.F.P.』は、RYUJIさん、MUROCHIN、TOMODAくんのラストライブになってしまったのです。

* * * 12月29日はシェルターで、GRUBBYの1stアルバム『SICK HEAD』のCD発売記念ライブ。

同じ日の昼から高円寺20000Vで、SUPER JUNKY MONKEYやSCRAP TAMBOURINEが出演するイベントがあったのでハシゴした結果、大急ぎでシェルターに向かったものの、開演時間に間に合わず。入場するとトップに出演したBLIND JUSTICEのメンバーが機材を片付けていました。無念・・・。 ちなみにこの日はGRUBBYのレコ発を観てから、ジェイソンズのHIDEさんのご自宅にお邪魔して、朝まで痛飲。30日の昼ごろに帰宅して大掃除。そして大晦日は、三軒茶屋ヘブンスドアの年越しイベントへ。 再入場可能だったので、居酒屋で新年を迎えようと店を探してみたものの、営業していたのは吉野家のみ。仕方なく牛皿を肴に、腕時計をにらみながらカウントダウンに備えていると、少し離れた席にすわっていた数名のグループが「ハッピーニューイヤー!」と叫んだのであります。 「えっ、0時までまだ1分以上あるよね?」と腕時計を確認していると、別の席から「おめでと~」という声が。どいつもこいつも、自分の腕時計が0時を刻んだタイミングで声を上げていたんですね。なんだかなぁ・・・。 (スマホどころかガラケーさえ普及していなかった時代だったので) ということで、1994年までのエピソードが終了。次回から、モヤモヤしながらスタートした1995年に突入しまーす。

五辺宏明(ごべひろあき)プロフィール

レコード&昭和プロレス愛好家。ロフトグループの加藤梅造社長との出会いは、ライブハウスのモッシュピット。 https://note.com/gobe_vinyl

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