沖縄コロナ1328人 派生株急速に置き換わり(4月9日朝)

 沖縄県は8日、10歳未満から90歳以上までの1328人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週の同じ曜日と比べ17日連続で増加している。増加が続く入院患者は248人で、県全体のコロナ専用病床の使用率は39.9%となっている。 県は同日、オミクロン株の派生型で感染力の強い「BA・2」の陽性率を発表した。3月20日から4月4日までに採取した検体96件のうち、50件で陽性が確認された。陽性率は52.1%となっている。直近の陽性率は3月第3週が10.3%、同第4週が17.7%、4月第1週が35.4%となっており、急速に置き換わりが進んでいる。

 新規感染者の年代別では30代が227人で最多だが、10代225人、10歳未満224人、40代216人と広い世代の感染が続いている。

 米軍関係の感染は64人で、内訳は嘉手納基地が29人、トリイ通信施設11人、キャンプ・ハンセンとフォスターが各7人、コートニー4人、普天間基地とキンザー、不明が各2人だった。 (嘉陽拓也)

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