沖縄県は2022年度から、土木建築部に「首里城復興課」を新設した。これまで都市公園課と特命推進課が担っていた業務を引き継ぎ、首里城復元に関する業務や周辺地区のまちづくり整備、第32軍司令部壕の保存・公開に関する業務支援などに取り組む。
首里城復元に携わる人員は前年度までの9人から15人へ増員し、体制強化と業務効率化を図る。
首里城復興課は、伝統的建造物に関する専門知識や技術を有する人材の育成や、歴史・文化的に重要な施設の整備などを目的にした「県首里城歴史文化継承基金（愛称・首里城未来基金）」も管轄する。
同課の中本吉平班長は「今年は沖縄の本土復帰50年と首里城正殿着工が重なる。国や地域と連携し、復興に向けてしっかり取り組みたい」と意気込んだ。
（当銘千絵）
