夢を胸に新たな一歩 松浦高に全国初の地域科学科 県内公立高など入学式

新入生を代表して宣誓する「地域科学科」の1期生、山﨑さん=松浦高

 長崎県内の多くの公立高校と特別支援学校で8日、入学式があり、新入生がそれぞれの夢を胸に新たな一歩を踏み出した。本年度は計約8千人が入学する。
 松浦市志佐町の県立松浦高(舟越裕校長)では本年度から文部科学省、県教委の高校教育改革の一環として「普通科」をキャリアプラニングに応じた学びと、同校が松浦市と協働で取り組んでいる「地域課題解決型学習」(まつナビ)をさらに探求する全国初の「地域科学科」に改編。1期生となる31人が商業科の24人と学びやの門をくぐった。
 入学式では新入生の名前が一人ずつ読み上げられ、新入生を代表し、地域科学科の山﨑康樹さんが「立派な校風を創るよう努力する」と宣誓。舟越校長が「松高での学びを通じてチャレンジすることや、真の自分を追い求めることで成長してほしい」と式辞。在校生を代表し、生徒会長の吉岡優奈さん(普通科3年)が歓迎の言葉を述べた。
 入学式の前には「地域科学科」の開科式もあり、県教委のあいさつや松浦市の友田吉泰市長の祝辞で新しい学科のスタートを祝った。


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