「マイファミリー」が今夜スタート! 二宮和也&多部未華子が見どころを紹介。「目まぐるしい展開でドキドキハラハラの連続です」

TBS系で4月10日にスタートする連続ドラマ「マイファミリー」(日曜午後9:00、初回は25分拡大)で、主人公であるゲーム会社の社長・鳴沢温人を演じる二宮和也と、その妻・未知留役の多部未華子が、第1話の見どころや現場の雰囲気について語った。

ドラマは、同局の「グランメゾン東京」や「TOKYO MER~走る緊急救命室~」などを手掛けた黒岩勉氏がオリジナルで描く、人生最悪の事態に見舞われた家族の絆が試される“ノンストップ・ファミリーエンターテインメント”。誘拐された娘を取り返すための唯一の方法として、警察を排除することを決意した温人と未知留が、たった2人で娘を取り返すべく戦っていくストーリーだ。

「本当に皆さんが見ていただいて楽しめるドラマになっていると思いますし、僕らもそこを目指して頑張ってきた部分があります。とにかく見ていただきたいです」とアピールする二宮は、「僕自身はフラットな気持ちが強いタイプで、ドラマや映画、演劇などすべての作品との出合いは縁だと思っていて。その縁で見てくださる方々に満足していただける作品にするつもりで日々撮影をしています」と現在の心境を明かす。

一足先に第1話を視聴し、「まさにノンストップファミリーエンターテインメントだな」と感じたという多部は、「つい最近撮った気がしたシーンもふんだんに盛り込まれていて、本当に内容が凝縮されたまさにノンストップな物語です。作品としてはやはり家族の絆が見どころです。家族の形がどういうふうに変化していくのかが、作品を通しての今後のテーマになっていくと思います」と内容について触れる。

撮影が進む中で、「お互いのここに助けられた」という部分を尋ねると、「多部さんは性格がすごくサバサバしていて、僕に対してしっかり受け答えをしてくれるんです。僕は現場でベラベラ話しているタイプの人間なので、非常に助かります。現場での居方だけでなく、その性格にも助けてもらっていますね」と多部に感謝する二宮に対し、多部も「私はもともと現場で口数が多くはないので、いつも反省しているのですが、今回は二宮さんが現場でずっと話しているというか…。現場を盛り上げてくださって、私に話すきっかけを作ってくださるので助けられています」と互いに助け合いながら撮影が進んでいる様子。

しかし、「あまり助けている感じがしない」という二宮が、「僕がずっとしゃべっていると思われているんだなと感じるところはありましたけど」と笑うと、多部は「ムードメーカーだと思っています」とほほ笑んだ。

また、現場の雰囲気作りについて、二宮は「撮影の現場は、作品の質を高めようとする人たちが集まっているところだと思っているので、現場の雰囲気がどうであろうと構わないし、温かい現場にしようと心掛けたこともないんです」と自身のスタンスを明かしつつも、「ただ、これまで殺伐とした現場は一度もなく、いつも皆さんと楽しく撮影できているので、僕は運がすごくいいですし、助けていただいているなと思っています」とコメント。

一方の多部は「作品としてはみんなで笑って、というシーンは今のところなくて、重いシーンが多いのですが、現場自体は本当に皆さんよく話していて、暗い雰囲気になることもなく『温かい雰囲気にしよう』と意識しなくてもいい状態です。すてきな方々が集まっている現場だと思いながら、毎日撮影しています」といい雰囲気の中で撮影が進んでいることを伝えた。

いよいよ放送がスタートするが、視聴者に向けて多部は「初回は目まぐるしい展開で少しも目を離せないようなストーリーになっています。物語の始まりでもあり、今後が気になる展開になっていますので、ぜひ楽しんでいただけたらと思います」、二宮は「目まぐるしい展開でドキドキハラハラの連続ですが、見落としたり聞き逃すことのないように、じっくりと見ていただきたいです。登場人物全員が誘拐犯に見える、疑い続けてもらえるような時間になればいいなと思います」とメッセージを寄せている。

温人はゲーム業界の新時代を切り開く男ともてはやされている「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」のCEO。湘南・鎌倉に家を構え、妻の未知留、娘の友果(大島美優)と3人で暮らしている。ある日、都心での仕事を終えて帰宅した温人のもとに、日常を一変させる1本の電話がかかってくる。「友果さんを誘拐した」――。身代金の要求額は5億円。温人の通報で、すぐに神奈川県警に誘拐事件の捜査本部が設置される。捜査一課長・吉乃栄太郎(富澤たけし)が指揮を執るなか、葛城圭史(玉木宏)ら警察が鳴沢家にやって来る。

そんな折、温人のビジネスパートナー・立脇香菜子(高橋メアリージュン)から会社の緊急事態を知らせる連絡が入る。5億円をすぐには用意できない温人。取引のタイムリミットが迫るなか、現金を調達するため、ある人物との交渉を試みるが…。一方、未知留はわらをもつかむ思いで、大学時代の友人である三輪碧(賀来賢人)と東堂樹生(濱田岳)に連絡を取る――。

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