中上貴晶「昨日より一歩前進。今年は雪辱を果たしたい」/MotoGP第4戦アメリカズGP予選

 4月9日、2022年MotoGP第4戦アメリカズGP MotoGPクラスの予選がアメリカのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は10番手を獲得した。

 連日青空が広がり、好天に恵まれたサーキット・オブ・ジ・アメリカズ。この日最初の走行として、フリー走行3回目が行われた。初日はフロントのフィーリングに苦戦して17番手で終えた中上は、フロント、リヤともにソフトタイヤを履いて走行を行うと、2分02秒908までタイムを短縮。FP3を8番手で終え、2021年の最終戦の第18戦バレンシアGP以来となるダイレクトQ2を果たした。

 予選前最後の走行となるフリー走行4回目はフロントにハードタイヤ、リヤにソフトタイヤを履き、計13周回を行った。2分04秒302と自己ベスト更新とはならず、16番手で走行を終えた。

 迎えた予選Q2は、午後にかけて強い風が吹き難しいコンディションとなった。中上はフロント、リヤともにソフトタイヤ履いて真っ先にコースインをすると、2分3秒796を記録。そして2度目のコースインを行うと、2分03秒054とタイムを短縮した。9番手につけたホンダ勢のマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)とはわずか0.016秒差で10番手となった。

 初日の総合17番手から予選10番手と巻き返した中上。しかし、レースペースにおいてはまだまだフロントのフィーリングに問題を抱えているという。決勝日の朝に行われるウォームアップ走行でさらにセットアップを進め、決勝ではさらなる巻き返しを図る。

■LCRホンダ・イデミツ中上貴晶(予選10番手)
「FP3では、昨日より一歩前進しました。かなりいいラップタイムをマークすることができて、ダイレクトでQ2に進出しました。午後の予選Q2ではさらにタイムを短縮しようと全力を尽くしましたが、わずかに届きませんでした。しかし、現状でのベストは尽くせたと思います」

「明日の決勝に向けて10番グリッド、4列目からのスタートはそれほど悪くないので、いいスタートを切ってひとつでもポジションをあげたいです。昨年の大会は転倒再スタートして17位という結果でした。今年はその雪辱を果たしたいです」

中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第4戦アメリカズGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第4戦アメリカズGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第4戦アメリカズGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第4戦アメリカズGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第4戦アメリカズGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第4戦アメリカズGP

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