神奈川・茅ケ崎移住へ 住宅ローン金利で後押し スルガ銀と市が協定

茅ケ崎市役所

 神奈川県内に36店舗を展開するスルガ銀行(静岡県沼津市)は今月、茅ケ崎市と「地方創生に向けた移住・定住促進に関する連携協定」を締結した。通常よりも金利を優遇する住宅ローンで移住や定住を後押しするほか、市が展開している魅力発信事業をサポートする。

 同行の金利優遇商品「移住・定住者向け住宅ローン」は、神奈川・静岡両県内での新たな住宅取得者で、かつ自治体の要件を満たしていれば利用できる。市は、未就学児の子どもがいる世帯で、市外から転居してきた場合もしくは市内居住歴5年以内との要件を設けた。

 東京都心への通勤圏内で住環境にも恵まれた湘南エリアは、新型コロナウイルス禍でのテレワークの普及を背景に、出社の機会が減った現役世代にとって人気の居住地となっている。同行は住宅ローンのPRなどによって、移住や定住を積極的に支援していく。

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