ジャック・ジョンソンが5年ぶり待望の新作『Meet The Moonlight』を6/24にリリース!リード曲「One Step Ahead」のリリック・ビデオを公開

By 酒井裕紀

音楽、自然、サーフィンを自らのカルチャーとして育み、自然との共存を訴え続けてきたアーティスト、Jack Johnson(ジャック・ジョンソン)が約5年ぶりとなるオリジナル・アルバム『Meet The Moonlight(ミート・ザ・ムーンライト)』を6月24日にリリースすることを発表。リードシングルとなる新曲「One Step Ahead(ワン・ステップ・アヘッド)」のリリック・ビデオを公開しました。なお、日本盤CD、輸入盤CD、輸入盤LPに関しての詳細は近日中に発表されることになっています。

オリジナル・スタジオ・アルバムとしては8作目となる『ミート・ザ・ムーンライト』は、これまでにアラバマ・シェイクス、パフューム・ジーニアス等を手掛けてきたブレイク・ミルズをプロデューサーに迎え、ロサンゼルスとハワイにてジャックとブレイクの一対一のコラボレーションによって制作されました。

ジャックは今回の制作について、「ブレイクと僕が初めて連絡を取りあった時、お互いにプレイリストを送り合い、そのうちに僕たちはどんなに苦労して作ったとしてもそうは聞こえないような音楽に惹かれていることに気づいたんだ。しばらくして僕たちは言葉を交わし、僕は彼に対して信頼できると思えたので、自分の快適な領域を手放して、それを押し広げ、私が本当に好きな音にたどり着くことができたんだ」と語っています。

先行シングルの「ワン・ステップ・アヘッド」は、これまでのジャックらしいメロディと、これまでとは多少異なる印象を与えるサウンドを兼ね備えた楽曲に仕上がっており、まさにこの発言が顕著に現れていると言っても間違いではありません。

人間のコミュニケーションの方法が多様化しそれがあまりいい方向に向かっているとは言い難い現在において、人間が忘れるべきではないものについて歌ったこの曲は2022年に世界が必要としている、ジャックからの、彼なりのメッセージかもしれません。

毎年4月22日は地球の環境について考える日、アースデイとして様々な取り組みが世界で行われていますが、ジャックもこの日に自らが設立したコクア・ハワイ財団の教育・農業施設であるコクア・ラーニング・ファームで特別なパフォーマンスを行う予定になっています。さらに、ジャックはこの夏のアメリカ・ツアーを発表していますが、そのツアーでもチケット代の一部はサステナビリティや環境問題を支援するために使用されることを発表しています。

© 洋楽まっぷ編集部