10日、安芸太田町の深入山で250年以上も続く春の伝統行事「山焼き」が行われました。
町役場の職員や地元の消防団員らが参加し、午前11時すぎに点火されると火は瞬く間に燃え広がり、約5時間で95ヘクタールを焼き尽くしました。
深入山の山焼きは害虫を駆除し新芽を芽吹かせるため、毎年山に積もる雪が溶けきったこの時期に行われてきましたが、新型コロナの影響で去年とおととしは中止となり、3年ぶりの開催となりました。
町役場によりますと今年は風が強く長引いたそうですが、焼け残りもなく山全体がむらなく焼けたということです。
山焼きを終えた深入山、来月には新芽が芽吹きはじめ緑の美しい山に戻っていくそうです。