岸防衛相「五里霧中でない」 ミサイル迎撃巡る野党批判に反論 立民・篠原氏「代替策も五里霧中」

 11日の衆院決算行政監視委員会で、日本の弾道ミサイル迎撃体制に対する野党議員からの批判に岸信夫防衛相が「五里霧中ではない」と指摘を復唱して反論する場面があった。

 立憲民主党の篠原豪氏(1区)は地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」が断念されたことや、それに代わるイージスシステム搭載艦の建造費の予算計上が本年度も見送られたことなどを列挙。「そもそもイージス・アショアも実戦配備に5年を費やす前提で不可解だった。その代替策も五里霧中になっている」と指摘した。

 「搭載艦については着実に検討を進めている。おっしゃるような五里霧中ではない」とした岸防衛相に対し、篠原氏は「そう言うのなら、まずはしっかりと作ってください」と具体化を求めた。

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