ウクライナ出身・山梨市在住クセニヤさんのインタビューの内容を紹介

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FM FUJIの番組『Bumpy』内のコーナー「CLOSE UP TODAY」（木曜17:35頃～）に山梨で活躍する記者、松田宗弘さんが出演。山梨市在住の、ウクライナ人女性、フォミチョヴァ・クセニヤさんにおこなったインタビューの内容を紹介しました。

渡辺）今日は、どんなお話を伺えるのでしょうか。

松田）はい。先月の放送でロシアのウクライナ侵攻について取り上げましたが、本日も同じテーマです。4月8日付の『山梨新報』1面で、山梨市在住のウクライナ人女性フォミチョヴァ・クセニヤさんという方に行ったインタビュー記事を掲載します。今日は、その内容を新聞より1日早くご紹介しようと思います。

渡辺）山梨市在住ということは山梨県とご縁の深い方なのですね。それでは、クセニヤさんについてご紹介いただけますか。

松田）ご結婚のため2006年に山梨市に来られて、その後、山梨大学の大学院で勉強されて修了して、現在、山梨大職員として仕事をされているかたなんですけども、ウクライナ東部にある国内第2の都市でハルキウ（ハリコフ）のご出身で、ご両親が今も市内におられるんですね。毎日4回以上、クセニヤさんはお父様にビデオ通話をされてご両親の安否確認をされています。

渡辺）毎日4回以上！この状況ですから本当にご心配ですよね。

松田）そうですね。ハルキウ市内から車で40分ほどの郊外の集合住宅にご実家があって、ご両親は7階に今も住んでおられるんですけども、その上の8～16階は窓が全部割れちゃっているんですよ。食料はストックで凌いで、電気と水道など生活インフラも何とか維持しているんですね。クセニヤさんは、本当は、ご両親を山梨に呼びたい。当然そうなるわけですけども、ともに高齢でポーランドの国境まで避難することができないんですね。鉄道で20時間以上立ちっぱなし。ということでご高齢だと20時間立ちっぱなしってわけにいかないから、ご両親がご自身で諦めていってるっていうわけなんですね。

ロシアの親戚と口論になった

クセニヤさんにはロシア人の親戚がいますが、クセニヤさんの両親と親戚はウクライナ侵攻について話して口論になったそうです。口論になった親戚の方はクセニヤさんのご両親に「ウクライナ軍がウクライナ国内のロシア支持の『親ロシア派』のウクライナ国民を攻撃している。だから、ロシア軍は親ロシア派を助けるために入っている」と言うのです。クセニヤさんは「親戚はロシア国営放送などのプロパガンダを信じているのでしょう。真実はSNSの遮断という情報統制下のロシアでは伝わらず、広がらず、国民の意識が変わるには時間がかかると思います」と話していたそうです。

そのほか、ロシア軍は相手が市民と分かって攻撃をおこなっているのかどうか、また、松田さんがクセニヤさんに「ロシア国民に何と言いたいですか」と尋ねて返ってきた答えについてお話しいただきました。

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