吉川愛が「明日、私は誰かのカノジョ」アピール。「1話を見れば、どんどん続きが気になる」

MBS制作で、本日4月12日からTBSほかでスタートするドラマイズム「明日、私は誰かのカノジョ」(MBS=火曜深夜0:59、TBS=火曜深夜1:28)の合同会見が行われ、雪役の吉川愛、リナ役の横田真悠、萌役の箭内夢菜、彩役の宇垣美里が登壇した。

原作は、女子を中心に口コミで火がつき単行本は累計300万部突破。連載中のマンガアプリ「サイコミ」ではランキング1位をキープし続ける、をのひなお氏による人気漫画。エピソードを重ねるにつれて、悩みや葛藤を抱えた“カノジョ”たちが登場し、それぞれのリアルな恋愛を紡いでいく内容に、どこかで味わったことのある感情を想起させられる物語が展開する。“カノジョ”役は、吉川、横田、箭内、宇垣のほか、ゆあ役を齊藤なぎさ(=LOVE)が演じる。

原作の人気を知っていたという吉川は、1週間に1回誰かの彼女になる“レンタル彼女”として、日々お金を稼ぐ雪を演じることについて「雰囲気的に(雪に)似ていると言われることがったので、雪ちゃんを演じられてうれしい」と喜びを伝え、“レンタル彼女”に関しては「女優さんみたいだなと思って。何かリクエストされたキャラクターを、スポーティーな子だったら、ちょっと男っぽい、少年っぽい感じのしゃべり方やしぐさをしないといけないし、本当に女優さんみたいな感じの職業だなと、作品を通して感じました」と話した。

見た目に固執して整形を繰り返す30代女子・彩役を演じた宇垣は、出演が決まった際は、「原作が大好きで、話題になっているのも知っていたので、うれしさがありつつも、原作ファンの方がどう思われるかなとか、(自分に)できるかなというプレッシャーとか、不安な気持ちでごちゃごちゃになっていました」と心配を抱えながら撮影に参加したことを明かす。

そんな宇垣だが、共演した吉川は「演技がリアルで、本当にドキッとすることがあった」と宇垣の演技を称賛し、現場でも「最初はどうお話したらいいのかなと不安だったんですが、実際にお会いしたらとても気さくで、全部笑ってくれて、面白くて、一緒にいてやりやすい方でした」とにっこり。吉川の言葉を聞いた宇垣は「ごめんね、私、ずっとしゃべってたよね」と苦笑しつつ、「愛ちゃんが、かわいらしくって、『何でもしてあげたい』みたいな、勝手に姉御みたいな気持ちになって、役柄的にもそうですし、一緒にいて楽しくできましたね。大変なシーンで一緒になることが多かったんですが、何でも笑ってくれる愛ちゃんがいたから、楽しく演じることができました」と感謝していた。

さらに、宇垣は、美へのこだわりが強い彩を演じるにあたって、「絶対に肌荒れを起こすわけにはいかないという恐怖心がありました(笑)」と振り返り、「彩が美しさに固執するきっかけとなったのは、他者からの心のない言葉。それって、この世界に生きていて、誰もが一度は受けたことがあると思いますし、それに傷ついた経験がない人っていうのは、むしろいないんじゃないかなと思うので、すごく共感できるポイントでした」と思いを語った。

孤独を抱え、寂しさを男性で紛らわすリナに扮(ふん)した横田は、リナとの共通点を尋ねられ、「寂しがり屋な部分は似ているなと思っています。リナは男性が心の支えですが、私は悲しいことやうれしかったことを親や友達に話すので、リナと同じように心の支えがたくさんいるなって、その部分には共感しました」とコメント。

「女性キャラクターの中で、自分が付き合うなら誰がいい?」という4人に対する質問に、吉川は「私は彩ちゃんがいいですね。周りの意見も大切にするけど、自分の好きなことは好き、嫌いは嫌いって、自分の意志を持っているので」と回答。横田は「私は雪ちゃんかな。精神年齢がヤバ高じゃないですか! 自分が悩んだりしても、きちんと物事を周りから見て、答えてくれそうだなと思うので」と理由を明かした。

さらに、箭内は「リナちゃんですね。リナは守ってあげたくなる感じで、ずっとそばにいてあげたくなります」、宇垣は「私は萌ちゃんかな。あれだけしっかり、好きな人に対してグッといくところは大切にしてあげたいし、楓にハマる前のサバサバした感じの萌ちゃんとは友達としても長く一緒に居られそう」と述べた。

会見の最後に、吉川は「第1話は、雪ちゃんのいろんな姿が見れるお話なので、雪ちゃんのことがいっぱい分かるんじゃないかなと思います。そして、ほかの4人の続きが気になるお話もたくさん出てくるので。1話を見れば、どんどん続きが気になって、『明日カノ』がより楽しみになるはず。まずは1話をじっくり見てほしいなって思います」とアピールした。

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