新型コロナ 最新の感染状況は? 大分

県が最近の感染状況について発表しました。

感染者数が増加傾向にあるとするもオミクロン株の派生型、BA.2への置き換わりは緩やかだとしています。

県福祉保健部 藤内修二理事

「BA.2への急速な置き換わりを懸念していたが県内での置き換わりは思ったほど急速ではなく

 徐々にBA.2への置き換わりが進んでいるとみている。」

県は、陽性者のうち一部の検体を抽出し、BA.2の検出状況を調べています。

3月28日に判明したのは6件、4月4日は12件、11日は15件と、検出割合はいずれも3割に満たず、

置き換わりはさほど進んでいないと判断しています。

一方、感染者数の増加で保健所の業務がひっ迫していることを受け、

濃厚接触者の検査の対象者を縮小することを発表しました。

これまで陽性者の同居家族は保健所による行政検査を全員行っていましたが、

①65歳以上の高齢者、②40~65歳未満で基礎疾患などがある人、③妊婦に限定します。

県福祉保健部 藤内修二理事

「検査をして陽性が確認されるされないに関わらず、濃厚接触者は7日間症状がない状況が続けば

 そこで療養解除、自宅待機が解除になるので

 (陽性者が)周りに感染を広げるリスクは避けられるとみている。

 その分保健所の業務を他のクラスターが起こりそうな感染者にしっかり振り向ける方が地域の感染拡大を

 防ぐためにはより効果的だと考える。」

また、市町村別のワクチン接種率がまとまりました。

県内の12歳以上の接種率は51.3%で、市町村別にみると大分市が43%、別府市が51.1%と県内平均を下回っています。

一方、県営の接種センターでは、7日からファイザー社製のワクチンが接種できるようになり、

3日間で稼働率が72.6%に上がったということです。

県は、引き続きワクチン接種や基本的な感染対策を呼びかけています。

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