宇都宮の小中学生は読書の3倍動画を見ている スマホ時間がテスト結果に影響

学習内容定着度調査の正答率とスマホなど利用時間の相関関係

 【宇都宮】市内の小中学生が平日に動画を見る時間は平均1時間30分で、平均読書時間29分の3倍に当たることが、市教委がこのほどまとめた2021年度の「学習内容定着度調査」と「学習と生活についてのアンケート」で分かった。スマートフォンなどの利用時間が長いほど、同調査で実施したテストの正答率が低下する相関関係があることも確認された。

 同調査は昨年12月、市内の小学6年生と中学3年生を対象に実施。アンケートは同時期に市内の全小中学生に対して実施した。

 動画の視聴手段はテレビやスマートフォン、タブレット、パソコンなどを含む。学年が上がるほど視聴時間が長くなり、平日平均で最も長時間だったのは中学2年生の1時間55分。休日の平均時間は2時間34分だった。

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