沖縄のコロナ1509人陽性 21日連続で前週上回る(4月13日朝)

 沖縄県は12日、10歳未満から90代の1509人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。前週火曜日と比べ300人増加しているほか、21日連続で前週を上回った。年代別感染者は10歳未満が306人と最多で続いて10代が260人、30代が226人、40代が216人となっている。▼【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況 
 入院患者は287人で、県全体の病床使用率は46.1%となっている。圏域別では本島が53.5%、宮古が4.5%、八重山が22.7%だった。入院患者の増加で一般救急の搬送調整も増えていることから、県は医療体制が逼迫(ひっぱく)しているとの認識を示した。

 療養中の患者は1万132人と増加しており、感染症総務課の城間敦課長は、県の配食サービスも行き届かなくなる恐れがあるとして、食料品の備蓄を呼び掛けた。

 県は1~3月に那覇市内の保育施設や学校、社会福祉施設で起きたクラスター(感染者集団)9例を発表した。クラスターは計610件となる。

 米軍関係の感染は71人だった。 (嘉陽拓也)【関連記事】
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