フェルスタッペン、レッドブルの支援のもと、自身のレーシングチーム『Verstappen.com Racing』を始動

 レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが、さまざまなレース活動を行う『Verstappen.com Racing』を立ち上げたことを発表した。新たな取り組みとして行う同チームの活動は、フェルスタッペンとレッドブルの緊密な関係の一環として、レッドブルの全面的なサポートを受けるということだ。

 4月12日に発表された『Verstappen.com Racing』は、リアルレースとバーチャルレースの両方に参戦する。バーチャルレースに関しては、以前からフェルスタッペンが提携しているチーム・レッドラインと契約。チーム・レッドラインは20年以上前に設立され、シムレースでの活動を行ってきた。

 リアルレースでは、マックスの父ヨス・フェルスタッペンがドライバーのひとりとなる。元F1ドライバーのヨスは今年、ベルギー・ラリー選手権にデビューした。また、『Verstappen.com Racing』は、ヨスが長期的にサポートしてきたティエリー・フェルミューレンの支援も行う。フェルミューレンは今年ADAC GTマスターズに参戦する。

 バーチャル、リアル、両活動において、マシンには『Verstappen.com Racing』とレッドブルのブランドを組み合わせたロゴが飾られる。

マックス・フェルスタッペンが『Verstappen.com Racing』の設立を発表

 マックス・フェルスタッペンは、今回の発表に際して次のようにコメントした。
「初めてゴーカートに乗ったときから今日まで、レースは常に僕にとって人生最大の情熱の対象だ。F1キャリア以外にも、自分の時間のほとんどをレースに捧げている」とコメントした。

「Verstappen.com Racingチームで、自分が強いつながりを持っていると感じるドライバーやチームと、レースへの愛を共有できることを心からうれしく思う。それによって楽しみがもたらされると同時に、自分のレースに関する知識を彼らと共有し、それが彼らの向上につながることを期待している」

「今年、レッドブル・レーシングとの長期契約に合意し、今後何年にもわたってレッドブルファミリーの一員であり続けることをとてもうれしく思っている。レッドブルとの緊密なパートナーシップが、彼らがVerstappen.com Racingチームを今後何年かにわたりサポートし続けてくれるという事実に反映されており、僕としてはとても誇らしい。活動をスタートし、全力でプッシュし続けるのが楽しみだ」

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