「うんこドリル」が林野庁&国交省・河川財団とコラボ 官公庁とのタッグもう8作目

「うんこドリル」シリーズを刊行する文響社は12日、林野庁と初めてコラボレーションした小学生向けの冊子「うんこドリル”森とくらし”」、国土交通省・河川財団と初コラボした冊子とWEBアプリ「うんこドリル”川の安全”」を制作したと発表した。

シリーズ950万部を突破した子ども向け人気ドリルが、公的機関とタッグを組み、小学生に森林保全や安全な川遊びの知識を伝える。冊子はそれぞれA5版16ページで、林野庁や河川財団を通じて配布する。

林野庁とコラボした「うんこドリル 森とくらし」

「森とくらし」は、5つのクイズを通じて森林の役割や林業を解説する。「『毎日うんこをする』と『森林の木を切る』この2つのどちらにも言えることは?」という「うんこ謎かけ」も収録されている。

「川の安全」のWEBアプリでは10個の選択問題がランダムに出題される。画面の左下にはライブチャットのコメント欄のようなメッセージが流れ、右上には回答時間のカウントダウンを表示。高得点を獲得すると「川のぬしのうんこ」などがアプリ上で与えられ、種類の異なるうんこをコレクションすることができる。

「うんこドリル  川の安全」アプリでサクサク回答できる

うんこドリルは2020年の消防庁とのタッグを皮切りに、官公庁とのコラボを展開してきた。これまで、金融庁(3回)、海上保安庁、財務省主税局とも冊子やアプリを制作し、今回のコラボは7、8作目にあたる。

官公庁とのコラボは文響社からの提案で実現してきた。同社の担当者は「勉強以外にも子どもたちに大切な『学び』はある。より幅広い学びを届けていきたいとお声がけさせていただきました」と振り返った。初回の消防庁との取り組みでは救急の電話相談窓口「♯7119」の認知を拡大することが目的で、同社の担当者によると「インパクトのある形で子どもたちに伝えるコンテンツとしてご活用いただいた」という。

「うんこ謎かけ」わかるかな?

2017年の「うんこ漢字ドリル」出版以来、「楽しく」勉強できると人気を集めてきたうんこシリーズ。机に向かうだけではない多様な教養を提供するWEBサイト「うんこ学園」なども展開する。同担当者は「生きる上で大切な学びを伝えていくプラットホームになることを考えております」と語っていた。

(よろず~ニュース・今井 佳奈)

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