180cm&180kgのハリウッド俳優・米本学仁、「ナンバMG5」に不良高校のボス役で登場

180cm&180kgの体格で、圧倒的な存在感を放つハリウッド俳優・米本学仁が、フジテレビ系で4月13日スタートの連続ドラマ「ナンバMG5」(水曜午後10:00)の4月20日放送・第2話にゲスト出演。普通の高校生活を夢見る主人公のヤンキー・難破剛(間宮祥太朗)を狙う、不良高校のボスを熱演することが分かった。

ドラマは、小沢としお氏による漫画「ナンバMG5」と「ナンバデッドエンド」(秋田書店)を原作に、「踊る大捜査線」シリーズなどで知られる本広克行監督が演出を担当し、間宮が“脱ヤンキー”を決意するものの、次々と事件に巻き込まれてしまう生粋のヤンキーを演じる。筋金入りのヤンキー一家・難破家の次男・剛は、実は「ヤンキーをやめたい」「普通の高校生になりたい」と思っているため、家族に内緒で健全な高校に入学する。そして、家族の前では特攻服を着たバリバリのヤンキー、学校では制服を着た真面目な高校生という二重生活をスタートさせる、高校“逆”デビュー物語だ。

他校のヤンキーだが剛の秘密を知ることになり、相棒的な存在になる伍代直樹(神尾楓珠)が通う、不良が多いことで有名な市松高校の2年生・最上を演じる米本。最上は、市松を実質的に取りまとめる最強かつ最凶の2年生で、けんかをする時はメリケンサックをはめ相手を徹底的にボコボコにすることで知られている。“特攻服を着た正体不明のヤンキー”のうわさを聞き、その正体を割り出そうと躍起になっており、「有力な情報には10万円の賞金を出す」と宣言。それが剛であることを知らない同級生の藤田深雪(森川葵)は、あることでお金がどうしても必要だったため、なんとか“特攻服の男”の最新情報を集めようとする。ついに“特攻服の男”の居場所をつかんだ深雪は、恐る恐る最上のグループに接触することになるのだが…。

米本はもともと俳優を目指していたわけではなく、映画プロデューサーになりたくて2007年に渡米。現地のカレッジで出会ったなかやまきんに君とラーメンを食べていたところ、スカウトされ、キアヌ・リーブス主演の映画「47RONIN」(13年)で俳優デビューを果たした。20年から日本に拠点を移すとミュージカル、バラエティーへと活躍の場を広げ、今年はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で伊豆武士を熱演し、話題になったばかりだ。

そんな米本は「まず僕でいいんですか?って。いろいろな役をやらせていただきますが、高校生がもう1回できるんだ!と。本当におこがましいというか…」と43歳での高校生役に恐縮しつつも、「どんな原作なのだろう、とすぐに読ませていただきました。めちゃくちゃ面白くて、でも面白いだけではなくて本当にいい話で、最上を演じることが楽しみになりました」とうれしそうに明かす。

そして、「台本にはないのですが、自分の中で、最上はなぜ強くならなければいけなかったのか?を考えました。強くなる必要ってないはずなのに、そういう道を選んでしまった最上は、本当はどういう存在でどういう生い立ちなのだろう?と勝手に考えを膨らませて演じました。剛にとっては敵ですが、最上にとって剛が敵であって、仲間との世界をおびやかす存在、だから負けられない。でもそれって何なのだろう、といろいろと考えながら演じさせていただきました」と役作りを報告。

間宮との初共演については、「エネルギーをびっしびしに飛ばしてくれるな!と。こっちがエネルギーをびっしびしに投げたら、びっしびしに受け止めてくれるな!というのが素直な印象です。直流・交流じゃないですけど、電気をすぐに通してくれる方。撮影の合間や、“アクション!”となる前の数秒間の時間も、剛と最上は対峙(たいじ)してにらみ合っていたのですが、そういう時でも、途切れずに届けてくれる存在でいてくれるから、僕も負けない存在でいたいと思いました。その時間を過ごせたのは幸せでした」と振り返っている。

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