JR東日本は14日、宮城、福島両県で震度6強を観測した地震で脱線し、一部運休していた東北新幹線の運転を約1カ月ぶりに全線で再開する。大きな余震がなく、当初は20日前後としていた予定を前倒し。運休が続いていた福島―仙台の再開で、秋田新幹線や北海道新幹線の東京への直通運転も可能になる。
JR東によると、設備の完全復旧にまだ時間がかかる見込みで、しばらくは臨時ダイヤで運行。郡山―一ノ関で最高速度を平常時の半分の160キロに落とし、本数も8、9割程度に抑える。所要時間は東京から仙台まで約30分、盛岡まで約1時間、それぞれ長くなる。