赤楚衛二、乃木坂46・山下美月が「舞いあがれ!」に出演決定。福原遥演じるヒロイン・舞の幼なじみ役

赤楚衛二、山下美月(乃木坂46)が、NHK総合ほかで2022年度後期に放送される連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土曜午前8:00ほか)に出演することが分かった。また、ヒロインを演じる福原遥がクランクインしたことも報告された。

連続テレビ小説107作目となる本作の舞台は、1990年代から現在。ヒロイン・岩倉舞(福原遥)が、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、空を飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生の物語。2020年に同局の「心の傷を癒(いや)すということ」で、第46回放送文化基金賞番組部門テレビドラマ番組最優秀賞を受賞した桑原亮子氏によるオリジナル作品となっている。

同枠には初出演となる赤楚と山下が演じるのは、舞の幼なじみ。赤楚は、岩倉家の隣にあるお好み焼き屋「うめづ」の息子で舞と同い年の梅津貴司役、山下は舞の同級生・望月久留美役を務める。

貴司は、気は優しく好青年だが、“普通”になじめない性格。幼い頃に古本屋で詩と出会って「言葉」を紡ぎ出すことに興味を持ち、やがて舞にとって心のオアシスのような存在になっていく役どころだ。

赤楚は「今回、連続テレビ小説に初めて出演させていただき、大変光栄に思います。僕の演じる貴司はとてもセンシティブで自分の世界を持っています。夢に向かって生きる舞ちゃんの幼なじみとして、肩肘張らずに背中を押してあげられる存在になれたらいいなと思っています」と役柄について触れ、「見終わった後に皆さまがすてきな1日を過ごせるような作品になりますよう頑張ります!」と意欲を燃やす。

一方、久留美は、幼い頃に両親が離婚して父子家庭で育ち、実業団のラグビー選手だった父がけがで失職したせいで経済的に貧しい子ども時代を過ごす。舞が気にかけてくれたのをきっかけに親友になるが、舞とは対照的に堅実な看護師の道を目指すようになるキャラクターだ。

「多くの人の朝に光を照らし続けている連続テレビ小説に出演させていただけることが決まり、今にも舞い上がりそうな気持ちです」と朝ドラ出演への心境を明かす山下は、「舞に寄り添いながらも、自身の困難に立ち向かっていく久留美のたくましさに私自身が勇気をもらっています。久留美と一緒に私自身も成長し、ご覧いただく皆さんに前向きで温かい風をお届けできるよう全力で演じさせていただきます」と意気込みを語っている。

そのほか、舞と関わる東大阪の人々として、山口智充、くわばたりえ、古舘寛治、又吉直樹、松尾諭、たくませいこ、長崎・五島列島の人々として哀川翔、鈴木浩介、長濱ねるの出演も発表された。

お好み焼き屋「うめづ」の主人で貴司の父親であり、舞の父親・浩太(高橋克典)の幼なじみでもある梅津勝役を山口が、「うめづ」のおかみで貴司の母親であり、舞の母親・めぐみ(永作博美)のよき相談相手でもある梅津雪乃役をくわばたが、浩太が経営する工場のベテラン職人で先代社長亡き後、2代目の浩太を支えてきた笠巻久之役を古舘が演じる。

また、古本屋「デラシネ」の主人で、自分の詩を自費出版しており、貴司に影響を与える八木巌役を又吉が、久留美の父親で実業団のラグビー選手だったが、けがを機に失業し職を転々とする望月佳晴役を松尾が、舞と久留美がアルバイトするカフェの女主人・津田道子役をたくまが務める。

そして、舞の祖母・祥子(高畑淳子)と懇意にしている船大工で、祥子の亡き夫が操縦していた船を作った木戸豪に哀川、役場勤めで舞の母・めぐみの同級生で、祥子と家族ぐるみで付き合っている浦信吾に鈴木、祥子が作ったジャムを店で売っており、遠距離恋愛している彼とカフェを開くのが夢の山中さくらに長濱が扮(ふん)する。

今回の起用にあたり、制作統括の熊野律時氏は「ヒロイン・舞にとって大切な幼なじみの2人をはじめ、東大阪と長崎県五島列島で、舞と関わる人たちを演じていただくすばらしいキャストの皆さんが決定しました。笑いと人情あふれる東大阪の人々。自然豊かでゆったりとした時間の中で生きる五島の人々。それぞれが個性豊かで魅力的な人物として舞に関わっていきます。にぎやかに楽しくドラマを盛り上げていただけること間違いなしの方々ばかりです。放送を楽しみにお待ちください!!」とメッセージを寄せている。

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