【おばあちゃん達の想いが支援に】野菜セットでできる「ウクライナ支援」スタート!

民間企業の間でウクライナ支援の輪が広がっています。当サイトを運営する(株)イチイをはじめとする不動産賃貸管理業のイチイグループ(東京・新宿区)も、3月31日に自社で運営するシェアハウスの空室をウクライナ避難民に無償で一定期間提供し、生活面のサポートを行うことを発表しました。

支援はシニア間にも広がっています。それが今回ご紹介する「ウクライナお節介プロジェクト」。シニアの“なんとかしたい!”という気持ちが支援プロジェクトという形になった、他にはない支援です。

おばあちゃん達の“お節介”でウクライナ支援

「ウクライナお節介プロジェクト」を始めたのは高齢者福祉事業などを行うNPO法人真庭あぐりガーデンプロジェクト(本部:岡山県真庭市、代表理事:有元美都子、以下、NPO法人真庭あぐりガーデン)。同法人は3年前から地域のおばあちゃん達を中心とした高齢者グループと一緒に、規格外の野菜などを使ったカット野菜「お節介野菜」の製造・販売支援をしております。2019年の販売開始以降、2022年3月時点で累計4万個以上を販売しました。

この売上を真庭市と特定非営利活動法人アムダ(AMDA)を通じて、ウクライナ侵攻により被害を受けた子どもやその家族へ達に届けるのが「ウクライナ支援お節介プロジェクト」です。

おばあちゃん達がウクライナ支援に辿り着くまで

2022年2月24日にロシアからのウクライナへの軍事侵攻が開始されて以降、連日ニュースではウクライナで悲しみ苦しむ姿が報道されています。そんな中、NPO法人真庭あぐりガーデンのスタッフとおばあちゃん達との休憩中の会話で、おばあちゃん達から「ウクライナ侵攻が自分たちの戦争体験と重なり、戦争の様子を見ると心が痛む」という話が出ました。

真庭のおばあちゃん達の平均年齢は82歳で、90歳を超える方も多く、子どもの頃に戦争を体験した方がたくさんいるとのこと。真庭エリアには空襲など直接の戦禍はなかったものの、戦中戦後の食糧難など、戦争の怖さ・悲しさに直面しました。その頃の悲しい思い出を今でも鮮明に思い出されるそう。戦中戦後を経験したからこそ「何かをしてあげたい」という気持ちが心から湧き上がったようです。

これを聞いたNPO法人真庭あぐりガーデンのスタッフは、おばあちゃん達の想い・おばあちゃん達の「お節介」を一緒にウクライナへ届けようとおばあちゃん達と何ができるかを話し合い、今回のプロジェクトを立ち上げたといいます。

おばあちゃん達のウクライナ支援・概要

支援金対象商品は下記です。こちらの売上全額が支援金対象となります。対象販売期間は令和4年4月1日(金)〜令和4年5月31日(火)。支援金は真庭市・特定非営利活動法人アムダ(AMDA)を通じて、ウクライナからの避難民を受け入れる周辺国とその他の国々における支援に役立てられます。

【対象商品】
・お節介野菜(全シリーズ)
・味噌汁用(だしパック付き)
・カレー用
・野菜炒め用
・きんぴらミックス
・BBQミックス など

【販売場所】
・旬の蔵dezi-na(デジーナ)
〒719-3115 岡山県真庭市中396-1 真庭あぐりガーデン内
営業時間:10:00〜18:00(定休日:水曜日)
電話番号:0867-45-7333
公式HP:https://maniwa-agurigarden.com/dezina.html

・大阪高槻 真庭市場
〒569-0803 大阪府高槻市高槻町14-20(阪急高槻市駅から徒歩3分)
営業時間:10:00〜19:00
電話番号:072-668-7735

・滋賀守山 まにわいちば
〒524-0012 滋賀県守山市播磨田町185-1 モリーブ1F
営業時間:10:00〜19:00
電話番号:077-598-0991

【対象販売期間】
令和4年4月1日(金)〜令和4年5月31日(火)
支援金は真庭市、特定非営利活動法人アムダ(AMDA)を通じて、ウクライナからの避難民を受け入れる周辺国とその他の国々における支援に役立てられます。

支援と聞くと、何か大きなことをしなければと思う方も多いかもしれません。しかし、何か大きなことでなくても想いがあれば支援につながることを同プロジェクトで実感した方もいるのではないでしょうか。多額の寄付をするのは限られた人しかできません。形にこだわるよりも行動すること自体が立派な支援となるのです。おばあちゃん達の気持ちが無くしては生まれなかったこの支援、ぜひ対象商品を購入して支援してみてはいかがでしょうか。

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