オリジナル漫画『折尾でHigh!』連載スタート 地元学習塾が「大学受験」発信

松本零士、わたせせいぞう、畑中純、北条司ら著名な漫画家が数多く誕生した北九州市。移住促進PRや子育て支援施策「キタキュー親力アップ漫画」など、北九州市の取り組みにも漫画が活用されていたり、松本零士デザインのマンホールや北条司作品の人気キャラクターがデザインされたフォトスポットが街なかにあったりと、北九州市は市民の生活にも漫画が溶け込んでいる「漫画の街」です。

そんな「漫画の街」北九州市に教室を構え、地域密着型で大学受験の指導を行ってきた大学受験教室「大学受験のTG」(八幡西区折尾)が、今年4月からオリジナル漫画『折尾でHigh!』の連載をスタートさせました。

大学受験のシステムなどを紹介するオリジナル『4コマ漫画』を制作

6年ほど前からオリジナル漫画を制作し、発表している同教室。大学受験のシステムや勉強のやり方などについて紹介した『4コマ漫画』を取り入れながら説明しています。

元々、事務職で働いていた人が非常に漫画を描くことが上手く、生徒向けに配布していた「TG新聞」に4コマ漫画を掲載するようになったことがきっかけだったとのこと。しかも、事務職で働いていた漫画が上手いという人は実は漫画家だったということもあり、完成度の高い4コマ漫画を目当てに「TG新聞」を読んでくれる人が増えたという喜ばしい効果もあったと言います。

2021年には連載してきた4コマ漫画を1冊にまとめた「TGぶっちぎり伝説」という漫画冊子も作成し、配布。大学受験をテーマにしたオリジナル漫画は「大学受験のTG」の先生や生徒の実体験を元に制作されており、『楽しい・おもしろい』に加え、『大学受験に役立つ・分かりやすい』と好評を博したそうです。

折尾の高校に通う2人が主人公『折尾でHigh!』 作画やアレンジを担当するのは黒丸恭介さん

今年4月からはオリジナル漫画『折尾でHigh!』の新連載がスタート。サッカー好きの『ホシ』、英語大好き!将来は国際的な活躍を目指す『ルナ』という折尾の高校に通う2人の高校生がいろいろな苦難を乗り越えながら、志望校の合格を目指すストーリーとなっています。

作画やアレンジを担当するのは黒丸恭介さん。「大学受験のTG」のオリジナル漫画を手掛ける漫画家としては3代目となる黒丸さんは、Netflixで全世界配信のアニメ「泣きたい私は猫をかぶる」のコミック版(発行/KADOKAWA)を担当するほか、学園ものでは「ごー・しち・ごはん」(発行/幻冬舎メディアコンサルティング 原案:佐倉 海桜)などを手掛けた実力派の漫画家です。そんな黒丸恭介さんと「大学受験のTG」がタッグを組み、『受験生漫画』という新しいポップカルチャーを北九州から発信していきます。

「今回の『折尾でHigh!』はTG新聞での掲載に加え、教室の公式 Instagramでも読めるように準備を進めています。漫画の中で有効な勉強の仕方などを伝えていく予定なので、受験生はもちろん、今後大学受験を予定している人たちや受験生を持つ保護者の人たちにも読んで参考にしてもらえれば」と同教室。折尾を舞台に、主人公の2人が1年後、第一希望の大学に合格できるのか、楽しみに読み進めていきたいですね。

※2022年4月13日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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