[特殊詐欺被害を未然に防いだとして、由布市のコンビニエンスストアの女性従業員に、県警から感謝状が贈られました。一方で、同様の詐欺が続いています。
感謝状が贈られたのは、ファミリーマート由布市狭間古野店の従業員、森美香(52)さんです。
ファミリーマート 由布市挾間古野店 森美香さん 「相談をするところが思い当たらないのでコンビニに来たという感じだったので(通報した)表情的にひっ迫しているというか不安そうにしていた」
4月3日、来店した女性の話を聞いた森さんは、詐欺を疑って警察に通報し、被害を未然に防ぎました。
来店した女性は自宅のパソコンの画面に突然表示された番号へ電話をかけたところ、相手から電子マネー5万円分を要求されたといいます。
このような手口は「サポート詐欺」です。
パソコンがウイルスに感染したとうその警告を表示させ、その対策の名目で現金をだまし取る手口となっています。また県内では、4月に入り、このような詐欺が続いています。
4月13日、日出町に住む70代の男性が同様の手口にあい、コンピューターソフトウェア社を名乗る男から6万円をだまし取られました。
警察によりますとサポート詐欺は2022年1月から3月末までに17件の被害が出ています。
一度、電子マネーカードの番号を教えると、支払った額を取り戻すことは難しいことから警察は十分注意をしてほしいと呼び掛けます。