ISGインデックスによると、アジア太平洋のIT・ビジネスサービス市場は第1四半期に増加するも、成長には依然としてばらつきが伴う

複合市場とXaaSおよびマネージド・サービスの領域はそれぞれ当四半期に28%増加するが、好調だった第4四半期比では減少

シドニー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 世界有数のテクノロジー調査・助言会社インフォメーション・サービシズ・グループ(ISG)(Nasdaq:III)の最新の業界現状報告書によると、第1四半期にアジア太平洋のIT・ビジネスサービス市場は28%成長したものの、この地域では引き続きばらつきが見られ、需要は過去最高を記録した第4四半期から飛躍的に減速しました。

アジア太平洋ISGインデックスは、年間契約額(ACV)が500万米ドル以上の商業アウトソーシング契約を測定するもので、アズ・ア・サービス(XaaS)とマネージド・サービスの両方を含む複合市場の通年のACVが42億米ドルに達して28%増となった一方、過去4四半期で最も低い成長率となりました。第1四半期のACVは、同地域の第4四半期として過去最高の47億米ドルから10%減少し、前年同期比では2年以上で最も急激な落ち込みを見せました。

ISGアジア太平洋のパートナーで地域リーダーのスコット・バーチュは、次のように述べています。「当地域が少なくとも40億米ドルのACVを創出したのは、これで4四半期連続となりますが、連続的成長にはばらつきがあります。最近は、ACVが過去最高の四半期を記録した後に前期比で落ち込み、急激な増減がありました。」

より広範な市場では、第1四半期にXaaS支出が28%増加して37億米ドルに達しましたが、第4四半期比では1%減少しました。サービス型インフラストラクチャー(IaaS)は30%増の33億米ドルでしたが、前期比では1%減、サービス型ソフトウエア(SaaS)は2021年と比べて14%増の4億ドルでしたが、第4四半期比では横ばいとなりました。

マネージド・サービスも同様に、第1四半期に28%増加して4億9800万米ドルとなった一方、第4四半期比では47%減少しました。前年同期比28%の成長率は、過去4四半期で最も低く、その前の3四半期の年平均成長率は54%でした。

マネージド・サービスの中では、ITアウトソーシング(ITO)が31%増の3億7000万米ドルとなり、第4四半期比では50%減でした。ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)は18%増の1億2800万米ドルでしたが、第4四半期比では33%減となりました。

同地域が第1四半期に受注したマネージド・サービス契約は45件で、軟調だった前年同期比で50%増加したものの、好調だった第4四半期比では26%減でした。前年同期比で契約件数の増加を全面的に後押ししたのは、ISGインデックスで500万米ドルから1000万米ドルの範囲に含まれる最も小規模な一連の契約でした。この規模の契約獲得は、前年同期比で94%増加しました。

地理的にみると、オーストラリア・ニュージーランド(ANZ)のマネージド・サービスACVが1億1400万米ドルで、前年同期比で5%減、非常に好調だった第4四半期と比べて77%減となりました。韓国(67%増)と日本(25%増)はいずれも、小規模だった前年同期比で増加し、ASEAN地域はACVが3四半期連続で1億米ドルを超え、大幅に伸びました。

2022年の世界的な予測

ISGはクラウドベースXaaS(IaaSおよびSaaS)が年間で22%増になると、前四半期の予測の20%から引き上げました。一方、マネージド・サービスの世界市場は、前四半期の予測から変わりなく5.1%増になると予想しています。

ISGインデックスについて

ISGインデックス(ISG Index™)は、世界的な技術・ビジネスサービス業界に関する市場インテリジェンスの権威ある情報源として認められています。78四半期連続で、金融アナリスト、企業バイヤー、ソフトウエア/サービスプロバイダー、法律事務所、大学、メディアのために最新の業界データと動向を詳しく伝えてきました。2016年にISGインデックスは対象を拡大して、急成長中のサービス型市場をカバーし、クラウドベースサービスがデジタルビジネスの変革に及ぼしている大きな影響を評価するようにしました。またISGは、当社が四半期に公表するISGインデックスで、自動化およびその他のデジタル技術の分析結果を継続的に提供しています。

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ISGについて

ISG(インフォメーション・サービシズ・グループ)(Nasdaq: III)は、世界有数の技術調査・顧問企業です。世界の上位100社のうち75社以上を含む800社以上のクライアントに信頼されているビジネスパートナーであるISGは、企業、公共部門の組織、サービスプロバイダーと技術プロバイダーが業務の卓越性とより迅速な成長を達成できるよう支援することに傾倒しています。当社はデジタル変革サービスを専門としており、これらのサービスには自動化/クラウド/データ分析、調達の助言、ガバナンスとリスクのマネージド・サービス、ネットワーク通信事業者向けサービス、戦略と運用のデザイン、変更管理、市場インテリジェンスと技術の調査・分析が含まれます。2006年に設立され、コネティカット州スタンフォードを拠点とするISGは、1300人超のデジタル対応専門職を雇用しています。これらは20カ国以上で業務を行っており、革新的な考え方、市場への影響力、業界と技術に関する深い専門知識、業界で最も包括的な市場データに基づく世界クラスの調査・分析能力で知られる世界的チームです。詳細については、www.isg-one.comをご覧ください。

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