ファンとわだかまりを残すジャカ…退団を考えた2019年を回顧「荷物をまとめていた」

 アーセナルのグラニト・ジャカは、ファンと衝突した2019年にクラブ退団を考えていたと回顧した。

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 2016年にボルシア・メンヒェングラートバッハからアーセナルに加入したジャカは、2019年10月クリスタル・パレスで交代をした際、ブーイングをしたファンと衝突。当時の監督ウナイ・エメリからキャプテンマークをはく奪され、以来サポーターとの間にわだかまりが残っていた。『The Players' Tribune』のインタビューに応じたジャカは当時を振り返り、憎しみから退団を考えていたと明かしている。

「バックに荷物をまとめていた。パスポートも用意していたよ。アーセナルとは終わったと思い、他のクラブとの契約書がテーブルの上にあり、あとはサインするだけだったんだ。ブーイングを聞いたとき、数人ではなくたくさんの人達からだったのはショックだった。トンネル付近のファンを見上げると、この光景が目に焼き付いている」

「目を閉じても彼らの顔が浮かんでくる。彼らの怒りがね。嫌われているのとは違う、純粋な憎しみだ。それほど憎悪と無礼を感じたし、望んでいない最悪の敵だった。今でも試合に負けたら、トンネル付近は頭を下げるようにしているよ。あの悪夢はもう二度と経験したくないからね」。

ジャカがアーセナル退団を考えた2年前を回顧 Photo Shaun Botterill

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