世界的映画監督 今後もウィル・スミスと仕事をする意向「もちろん100%」

映画監督のマイケル・ベイは、今後もウィル・スミスと一緒に仕事をしてゆくつもりだという。ウィルが主演した1995年作『バッドボーイズ』で監督デビュー。アカデミー賞授賞式で、妻ジェイダ・ピンケット・スミスをからかったクリス・ロックを平手打ちして物議をかもしているウィルと今後も一緒に仕事をする気持ちに全く変わりがないことを明らかにした。

ベイ監督は、エンターテイメント・ウィークリー誌のインタビューで、ウィルと今後も一緒に仕事をするつもりかと質問され「もちろん。100%です。彼はとてもバランスのとれた人ですよ。非常にね」と答えた。

ベイは、ウィルの行動は「間違っている」と認めるものの、世間はアカデミー賞での同事件よりもロシアのウクライナ軍事侵攻を話題にするべきだとして「最初、その直後は『これって本当に起こった?』って感じでしたが、次にウィルが叫んでいました。あれは本物のウィルの叫びでした。彼は素晴らしいファイターですよ。ボクシングを学びましたからね」

「まず、何であれ、間違ったことです。それをまず言っておきます。しかし『彼は殺していたかもしれない』って言われていますが、平手打ちは違います。パンチだと、誰かを殺す可能性はあります。でもウィルは平手打ちをしたんです」

「誰もがこのことを口にしていますが、それでいいのでしょうか?命について考え始め『なんてことだ』って思うんです。今私はウクライナ戦争にとても影響を受けていますから」「私はクリチコ兄弟と友達なんです。キーウに言って市長にも会いました。たった今、何百もの赤ちゃんが吹き飛ばされているのに、人々はこのことに心を煩わせているなんて。私は『もう十分』って感じですね。劇的なことが起こりましたが、私達は優先順位を正すべきだと思います」と語った。

今回の事件を受けて、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは先日、ウィルを10年間出席禁止とする処分を発表している。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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