漫画家の猿山長七郎氏が4月、エコ、SDGs活動を応援するプロジェクト「CharEco」を立ち上げた。漫画家仲間のちゅうじょうゆきよし氏、つかお氏らとともに、新たに創作したアメコミ風のヒーローを通して、マンガ連載やボランティア活動、グッズ販売など展開する。
「CharEco」はCharacterとEcoを掛け合わせた造語。「リ・アースマン」「ジャイアント・グリーン・ゴブリン」「エメラルドヴァルキリー」の3人のヒーローが躍動する。サイトデザイン等も手掛ける猿山氏は「企業や自治体を主体にSDGsの取り組みが盛んになってきています。そんな中、SGDsやエコなど、未来の地球に対する意識をさらに広げていきたいと考え、漫画や動画やグッズや活動などを通して、まずは楽しく感心をもってもらうことを目的としています」と語った。
公式サイトは今月2日にスタート。2020年のレジ袋有料化の際、エコバッグを男性用にアメコミ風のオリジナルキャラでデザインしようとしたことがきっかけだった。その過程で関心が深まり、エコやSGDsを広めることの大切さを意識するようになったという。「漫画家も何人か協力してくれるので、ならばエコやSGDsについて漫画を使って楽しく知ってもらう場をつくろう。そのような経緯で2年を費やしてオープンした次第です」と説明した。
漫画は「CharEco Story」「SDGs Partner Story」の2シリーズを公式サイトで展開。前者は3人のヒーローを掘り下げ、後者はSDGsに意欲的な企業を紹介する。現在配信中のアパレルブランド以外にも、様々な業種の企業を今後テーマにしていくという。
今後はゴミ拾い活動を実施予定で、読者と一緒に参加する別のイベントも検討中。猿山氏は「エコやSGDsに関しては様々な解釈があります。我々が行なっていることも見る人によっては正しくないのかもしれません。ただこれだけは言えます。一番いけないのは無関心ではないかと。なので形はどうあれ、エコやSGDsに少しでも関心を持ってくれる、楽しく意識してくれる、より多くの人のそんなきっかけになりたい。それが願いです」と、今後の意気込みを口にした。
(よろず~ニュース・山本 鋼平)