Jリーグは11日、ショートムービープラットフォーム「TikTok」とサポーティングカンパニー契約を締結したことを発表した。
10代を中心に人気のTikTok。動画がメインのSNSであることからスポーツとの相性は良く、Jリーグファンの間でも注目が高まるに違いない。
そこで、このタイミングでJクラブのSNSフォロワー数調査を実施してみた。
対象はJ1の18クラブ。いわゆる「6大SNS」と呼ばれるTwitter、Instagram、Facebook、YouTube、LINE、TikTokのフォロワー数を集計し、合計値とSNS別でランキングした（※データは2022年4月14日18時時点）
注目は合計よりもSNS別の順位。それぞれのクラブがどのSNSに強い、あるいは力を入れているかなど、いろいろ見えてくる部分があるのでファン・サポーターも参考にしてみてほしい。
それでは、まずは合計が18位から15位までの4クラブ。
18位 京都サンガF.C.
フォロワー数合計 137,982
- Twitter 62,172（17位）
- Instagram 28,356（17位）
- Facebook 18,048（18位）
- YouTube 13,200（15位）
- LINE 16,206（15位）
- TikTok -（-位）
17位 柏レイソル
フォロワー数合計 179,806
- Twitter 40,784（18位）
- Instagram 37,577（16位）
- Facebook 29,000（14位）
- YouTube 18,000（14位）
- LINE 50,947（10位）
- TikTok 3,498（5位）
16位 アビスパ福岡
フォロワー数合計 202,284
- Twitter 106,914（15位）
- Instagram 26,668（18位）
- Facebook 23,000（16位）
- YouTube 7,930（18位）
- LINE 37,772（14位）
- TikTok -（-位）
15位 サガン鳥栖
フォロワー数合計 247,159
- Twitter 104,833（16位）
- Instagram 53,317（12位）
- Facebook 28,251（15位）
- YouTube 11,300（17位）
- LINE 49,458（11位）
- TikTok -（-位）
TikTokはまだアカウントを持っているクラブが少ないが、今季好調の柏レイソルはそのうちの一つ。
2021年9月に開設され、選手のプレーやちょっとした裏側、公式マスコット「レイくん」の踊ってみた動画などが投稿されている。
14位 ジュビロ磐田
フォロワー数合計 250,056
- Twitter 133,909（13位）
- Instagram 47,428（14位）
- Facebook 32,919（13位）
- YouTube 35,800（10位）
- LINE -（-位）
- TikTok -（-位）
13位 清水エスパルス
フォロワー数合計 263,149
- Twitter 149,563（12位）
- Instagram 47,991（13位）
- Facebook 37,000（12位）
- YouTube 22,500（13位）
- LINE 6,095（16位）
- TikTok -（-位）
12位 湘南ベルマーレ
フォロワー数合計 283,876
- Twitter 155,565（11位）
- Instagram 38,592（15位）
- Facebook 20,992（17位）
- YouTube 12,500（16位）
- LINE 56,227（9位）
- TikTok -（-位）
11位 北海道コンサドーレ札幌
フォロワー数合計 370,634
- Twitter 123,815（14位）
- Instagram 73,537（9位）
- Facebook 85,419（5位）
- YouTube 41,900（8位）
- LINE 45,963（12位）
- TikTok -（-位）
14位のジュビロ磐田は珍しくLINEの公式アカウントを持たないが、代わりに「ジュビロショップ」の公式アカウントがある。こちらのフォロワー数は12,969。
また、チャナティップ獲得などアジア戦略に力を入れている北海道コンサドーレ札幌は、東南アジアで人気のFacebookのフォロワー数がやはり多い。
10位 サンフレッチェ広島
フォロワー数合計 488,820
- Twitter 224,408（7位）
- Instagram 55,490（11位）
- Facebook 80,191（6位）
- YouTube 29,700（12位）
- LINE 99,031（5位）
- TikTok -（-位）
9位 ガンバ大阪
フォロワー数合計 544,795
- Twitter 206,203（8位）
- Instagram 77,671（8位）
- Facebook 99,744（3位）
- YouTube 43,500（6位）
- LINE 117,677（2位）
- TikTok -（-位）
8位 FC東京
フォロワー数合計 584,479
- Twitter 239,885（6位）
- Instagram 82,867（6位）
- Facebook 63,231（10位）
- YouTube 37,600（9位）
- LINE 111,296（3位）
- TikTok 49,600（1位）
7位 ヴィッセル神戸
フォロワー数合計 699,262
- Twitter 167,362（10位）
- Instagram 285,414（1位）
- Facebook 79,379（7位）
- YouTube 95,400（1位）
- LINE 71,707（7位）
- TikTok -（-位）
イニエスタを擁するヴィッセル神戸はInstagramとYouTubeで貫録の1位。特にYouTubeは「無料でいいの？」と言いたくなるほどコンテンツが充実している。ちなみに、Rakuten Viberのフォロワー数は47,272。
一方、TikTokで1位のFC東京は最初の投稿が2018年7月2日と、Jリーグの中では先駆者的存在。あとに続くクラブにとって参考になる動画がたくさん上がっている。
6位 名古屋グランパス
フォロワー数合計 711,302
- Twitter 436,891（3位）
- Instagram 79,146（7位）
- Facebook 58,699（11位）
- YouTube 42,700（7位）
- LINE 93,866（6位）
- TikTok -（-位）
5位 浦和レッズ
フォロワー数合計 749,561
- Twitter 435,455（4位）
- Instagram 130,643（4位）
- Facebook 71,155（8位）
- YouTube 51,500（5位）
- LINE 60,808（8位）
- TikTok -（-位）
4位 鹿島アントラーズ
フォロワー数合計 755,096
- Twitter 441,577（2位）
- Instagram 160,119（3位）
- Facebook 71,000（9位）
- YouTube 58,600（4位）
- LINE -（-位）
- TikTok 23,800（3位）
3位 横浜F・マリノス
フォロワー数合計 796,160
- Twitter 480,250（1位）
- Instagram 89,406（5位）
- Facebook 89,414（4位）
- YouTube 83,300（3位）
- LINE 42,590（13位）
- TikTok 11,200（4位）
奇しくもTwitterのフォロワー数トップ4が顔をそろえた6位～3位。いずれも40万超のフォロワーを持っており、その中でも横浜F・マリノスが1位に輝いた。
このクラスになると独自の発信ツールを持っていることが多く、名古屋グランパス、鹿島アントラーズ、横浜F・マリノスはクラブ公式アプリが存在。サポーターの存在感が強い浦和レッズは「ツイキャス」の公式チャンネルを持っている。
2位 川崎フロンターレ
フォロワー数合計 1,148,864
- Twitter 431,742（5位）
- Instagram 165,887（2位）
- Facebook 302,145（2位）
- YouTube 84,100（2位）
- LINE 136,290（1位）
- TikTok 28,700（2位）
2位はフォロワー数合計100万超えの川崎フロンターレ。SNS別の順位を見て分かるように、王者らしく全方位に力を入れており、LINEで1位を獲得している。
川崎フロンターレは公式サイトの多言語化においてもJリーグで抜きん出た存在で、Instagramのポルトガル語公式アカウントにも27,157のフォロワーがいる。
1位 セレッソ大阪
フォロワー数合計 1,480,728
- Twitter 188,806（9位）
- Instagram 72,768（10位）
- Facebook 1,086,072（1位）
- YouTube 30,800（11位）
- LINE 102,282（4位）
- TikTok -（-位）
そして1位はセレッソ大阪。こちらは逆に「一本足打法」と言えるほどFacebookに強く、フォロワー数はなんと単独で100万超え！以前は英語、タイ語、インドネシア語、ベトナム語、ミャンマー語の多言語展開を行っていたが、現在は日本語版に統合されている。
100万フォロワーを達成した2016年にタイのシンハービールとユニフォームスポンサー契約を結び、現在も継続中である点からもクラブの強みとなっていることは明らかだろう。
Jリーグ
フォロワー数合計 6,300,030
- Twitter 739,413
- Instagram 468,014
- Facebook 233,402
- YouTube 681,000
- LINE 4,106,301
- TikTok 71,900
最後に、Jリーグ公式のフォロワー数も紹介。
LINEが驚きの400万超えなどさすがの数字だが、Instagramは先日、J2の東京ヴェルディに抜かされてしまった（※東京ヴェルディのフォロワー数は482,650）。インドネシア代表のアルハン獲得効果は絶大である。
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※J1クラブのフォロワー数はすべて2022年4月14日18時時点
