デジタル人材養成へ専門学校 小山に23年4月開校

中央AI専門学校が来年開校する中央アートスクール

 小山市駅東通り2丁目の学校法人中央学園は来年4月、ビッグデータを分析し有用な情報を収集する「データサイエンティスト」を養成する「中央AI専門学校」を同所に開校する。デジタル化に伴い企業などで需要が急増しているデジタル人材を育てる。

 同法人によると、データサイエンティスト養成に特化した専門学校は栃木県内初。

 データサイエンティストは統計情報処理などの知識を用いてデータを分析し、新商品・サービスの開発や業務プロセスの変革につなげる技術者。デジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む企業が増える中、即戦力となる人材を育成する。

 2年課程のデータサイエンス科を置き、1年次に統計学など理論科目を学んだ後、2年次に企業でのインターンシップなどを行い、データサイエンティスト検定や統計検定などの資格取得を目指す。

 定員は1学年80人。同法人が運営する中央アートスクールの建物内に学校を設ける。

 同法人はアートスクールの他、中央福祉医療専門学校を運営しており、中央AI専門学校は3校目。宮杉早苗江(みやすぎさなえ)理事長は「デジタル人材の育成は世界的に喫緊の課題。社会に貢献できる人材を輩出したい」としている。

 (問)同法人0285.24.2522。

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