きょう15日(金)の天気 東日本から東北を中心に冷たい雨 東京は2月並みの寒さに 小笠原諸島は台風最接近で大荒れ

 

15日(金)の天気と予想最高気温

 きょう15日(金)は東日本から東北を中心に冷たい雨が続き、2月並みの寒さになる所もありそうだ。 太平洋側ほど活発な雨雲がかかりやすく、激しい雨や雷雨になる所もある見込み。 また、北上中の台風1号はきょうの昼過ぎにかけて小笠原諸島にかなり接近するため、小笠原諸島では暴風や高波、大雨に厳重な警戒が必要となる。

15日(金)の予想天気分布
15日(金)の予想最高気温分布

◆関東・東北は雨と寒さ対策を

 きょうは太平洋沿岸付近に停滞している前線や湿った空気の影響で、東日本から東北を中心に雨が続きそうだ。特に太平洋側では雨脚が強まり、雷を伴った激しい雨の降る所があるため、落雷や突風、短時間強雨などに注意が必要となる。  また、気温がほとんど上がらず、冷たい雨となる見込み。最高気温は東京で11℃、仙台で10℃、青森で7℃など、各地で平年を大幅に下回る寒さとなりそうだ。

◆西日本の天気は回復へ

 西日本の天気は回復に向かっている。九州南部では晴れる時間が長く、そのほかは雲が多めながらも多少、晴れ間が期待できそうだ。気温は那覇や鹿児島、高知では25℃前後まであがるが、そのほかは20℃に届かない所が多く、大阪ではきのうより大幅に下がる見込み。

15日(金)午前6時の台風1号の位置と24時間進路予想
15日(金)午前11時の雨・風予想

◆台風1号 昼過ぎにかけて小笠原諸島に最接近

 午前5時現在、大型で非常に強い台風1号は父島の南南西を北上している。 このあと、台風は勢力をやや落とすものの、昼過ぎにかけて強い勢力で小笠原諸島にかなり接近する見込みだ。

 小笠原諸島では、台風の接近に伴い、すでに非常に強い風が吹き、うねりを伴い猛烈なしけとなっている。小笠原諸島は昼過ぎにかけて一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹き、さらに波が高まりそうだ。不要不急の外出を控え、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒すると共に、うねりを伴った高波にも厳重な警戒が必要だ。  

 また、小笠原諸島には台風本体の活発な雨雲がかかり続けるため、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨になる所がある見込み。大雨による土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要だ。

(気象予報士・多胡安那)

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