レアルにも所属した伝説選手リンコン、交通事故で死去…バスに衝突

元コロンビア代表の名選手であるフレディ・リンコン氏が、交通事故による怪我のために死去した。享年55歳。

かつてはナポリ、レアル・マドリー、コリンチャンスなど様々なクラブでプレーし、3度のワールドカップに出場したことで知られているフレディ・リンコン。

4月11日にコロンビアの首都カリで車を運転していた際、彼はバスに衝突する交通事故を起こしてしまい、重い頭部外傷を負っていた。

病院に運ばれて3時間に及ぶ手術を受けたものの、治療の甲斐なく水曜日に息を引き取ったことが確認された。

【動画】リンコンが事故にあった際に載っていた車。運転席側がひしゃげている

リンコンは1986年にインデペンディエンテ・サンタフェでプロデビューし、若くしてその才能を高く評価された選手だった。

1990年にコロンビア代表へ初招集されて同年のワールドカップに出場。その後パウメイラス、ナポリ、レアル・マドリー、コリンチャンス、サントス、クルゼイロと多くの名門クラブでプレーした。

代表ではその後1994、1998年にワールドカップ出場を果たし、コパ・アメリカでも3大会に出場するなど長く中心選手として活躍した。

現役引退後は指導者としても活動していたものの、2010年にアトレチコ・ミネイロでアシスタントコーチを務めてからは現場から離れていた。

2012年には46歳で現役復帰が噂されていたが、アメリカ・デ・カリの取締役会が拒否したために実現せずに終わり、コーディネーターやコメンテーターとして活動していた。

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