クモは巣を「補聴器」代わりにしていた 獲物、捕食者の接近を早く知るカギか!? 米大学で調査

クモは自分の巣を「補聴器」として使っているという。米ニューヨークのビンガムトン大学の研究によると、クモは自身の足を通して糸へと伝わる振動音を聞いているそうだ。この技術により、獲物もしくは捕食者の接近をいち早く知ることができるようになるという。

これまでの研究では、クモが巣の振動を素早く探知することは知られていたが、新たな研究で、音に反応して方向転換や伏せ、真っ平になることが判明したという。またクモは68デシベルといった低音にも反応できるそうで、研究者らは他の種類のクモにも同じ行動が見られるか調査を続けている。

研究を指導したロン・マイルズ教授はこう話す。「似た巣を作るクモが似通った反応を示すと考えるのは 理にかなっています。しかしまだ結論を導き出すことはできません。一般的な特定のクモで実験しただけですから」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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