子育ての不安、解消します 南足柄市で支援センター開設

 子育てに関する不安を解消しようと、南足柄市は1日、同市広町の市保健医療福祉センター内に子育て世代包括支援センター「出産・子どもネウボラ」を設置した。

 ネウボラはフィンランド語で「アドバイスの場」を意味し、同国で普及する子育て支援の仕組みを指す。

 同支援センターでは▽母子健康手帳の発行▽妊娠届受理後のカルテの作成▽妊婦を対象とした妊娠中の生活や健康相談▽生後1カ月〜就学前の子どもを対象とした健康相談の定期的な受け付け−などを行う。

 1人の保健師または助産師が、これらの取り組みについて一貫して1組の母子を担当する。保健師2人、助産師1人の計3人を専門スタッフとして配置した。

 この日、開所式で加藤修平市長は核家族化などに触れ「(同支援センターは)若い世代が安心し、子どもを産み育てる支援の場として重要」と話した。

© 株式会社神奈川新聞社