陸自竹松に「水陸機動団」 円滑な配備支援を 大村の連絡協が活動方針

「大村市陸上自衛隊水陸機動連隊連絡協議会」に名称変更した総会=大村市、中地区公民館

 長崎県大村市での配備が決まった陸上自衛隊水陸機動団の1個連隊について、誘致活動に取り組んできた期成会(会長・園田裕史市長)の総会が15日、同市古賀島町の中地区公民館であり、会の名称を「市陸上自衛隊水陸機動連隊連絡協議会」に変更することなどを決めた。
 防衛省は今年2月、市に対し新編する同機動団三つ目の連隊の配備先を、陸自竹松駐屯地に決定したと連絡。これを受け総会では「水陸機動連隊の配備が円滑に進むよう、官民一体となって支援すること」を今後の活動方針に決めた。
 このほか議事では、本年度の事業計画を承認。訓練場所の範囲や使用車両による周辺道路への影響、隊員の家族を含めた規模など、受け入れに向けた情報収集や防衛省などへの要望活動に取り組むとした。
 園田市長は「開隊に向けて準備を進めるここからの期間が大事。隊員の家族もしっかり生活できる環境を整えられるよう、受け入れによる周辺への影響など情報収集に力を入れる」と述べた。
 離島奪還などを担う水陸機動団は佐世保市に第1、2連隊を配備。三つ目の連隊は600人規模になるとみられ、2023年度の配備を目指している。


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