能代市長選挙は新人と現職の一騎打ち!4月17日投票 秋田県

4月10日に告示された能代市長選挙には、新人の落合康友(おちあい・やすとも)氏(34)、現職の齊藤滋宣(さいとう・しげのぶ)氏(69)の無所属2名が立候補しました。投票は4月17日に行われます。

今回は斉藤市政の是非、地域経済の活性化策、子育て環境の整備、市街地の空洞化対策などが争点と考えられます。

全国の先進的未来都市モデルになるような、本当に持続可能なまちづくりを目指したい 落合氏

落合氏は能代市出身、東海大学文学部英語文化コミュニケーション学科卒業。インドやブータンへの旅、四国八十八ヶ霊場巡礼、代々木公園でのホームレス生活を経て、故郷の能代に帰郷し自身の農園で自然栽培に取り組みました。市民団体「マナノサトプロジェクト」を結成し代表に就任。これまでに2014年から能代市議会議員を2期務めてきました。

落合氏は以下の政策を掲げました。

官民連携で稼ぎまくるまち~持続可能な発展へ~
・持続可能な農業経営支援(6次産業促進・共同化高所整備)
・地域循環エネルギーの街(薪・籾殻ボイラーの普及)
・森林環境譲与税で秋田杉を都市部へ販路拡大
・市職員の民間企業派遣研修制度
・選択と集中で既存市事業を抜本見直し

多様性を認め合える暮らし~子育て支援と障がい福祉~
・子育てとシゴトの両立支援
・医療費補助を高校生相当まで所得制限なしで拡充
・子どもの屋内遊び場整備
・障がい者の親なき後問題の解消と就労支援
・市職員や教職員の働き方改革
・個性と才能を育む教育
・高齢者のための移動支援

地域か意気時代の先駆者になれ~目標移住者年間100人~
・里守(さともり)移住ナビ制度(移住支援政策)
・廃校舎を交流人口爆誕拠点へ(大学や訪日外国人向け日本語学校を誘致)
・自然栽培で半農半X
・自伐型林業の聖地化
・都市部からの教育留学を促進
・緑と起業家あふれる中心市街地
・エコツーリズムの促進

幸福共創の実現と、紳士・朝鮮・協力の姿勢で、“わ”のまち能代の実現を 齊藤氏

齊藤氏は北海道厚真町出身、中央大学経済学部卒業。代議士秘書を経て、秋田県議会議員を2期、参議院議員を1期務めてきました。2006年の能代市長選挙に初当選、以降4期連続当選しました。今回は5期目を目指しての立候補となります。

齊藤氏は以下の政策を掲げました。

市民が元気で魅力あふれるまちを目指します
・市民が健康に元気に暮らせるまちを目指します
福祉医療の対象を高校生等まで拡充、健康アプリの導入、健康チャレンジポイントのランキング化、スタンプラリーの実施など
・市民が地元への愛着や誇りを持てる愛着あるまちづくりを推進します
エネルギーのまちづくり、宇宙のまちづくり、恋文のまちづくり、バスケのまちづくりなど

市民がいきいきと輝くまちを目指します
・地域や社会で子育てを支援するまちを目指します
仕事と子育ての両立を支える保育サービスの提供や職場環境の啓発、学校施設の環境改善、放課後の教室を使用した学習支援の実施など
・高齢者が活躍できるまちづくりを推進します
・フレイル予防事業の充実、高齢者雇用の促進、学習やスポーツ等趣味の機会の充実、ボランティア活動の呼びかけなど

豊かで活力あるまちを目指します
・にぎわいを生み出す商店街づくりを支援します
商店街等を対象とした支援事業音拡充、空き家店舗利用の促進、中心市街地の道路施設更新など
・地域資源を活かした観光振興を図ります
広域的・戦略的な視点から誘客の推進(一般社団法人あきた白神ツーリズムの機能強化)、市内観光イベントのブラッシュアップ、宿泊施設・コンベンション施設整備を促進する制度の検討など

安心で暮らしやすいまちを目指します
・快適で暮らしやすい住環境の整備に取り組みます
二ツ井地域における水道整備構想の策定、交通弱者に配慮した持続可能で効率的な公共交通網の検討など
・安全な暮らしを守る防災体制の整備に取り組みます
防災士や自主防災組織の活動促進、ハザードマップの見直しに合わせた機能強化、空き家対策など
・効率的な行財政運営を推進します
自治体DXの推進、事務事業の見直しなど

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