<レスリング>男子フリースタイルの全日本チームが合宿スタート

 

 4月19日(火)から始まる2022年アジア選手権の代表選手を含む男子フリースタイルの全日本チームが4月16日、東京・味の素トレーニングセンターで合宿をスタート。

アジア選手権を前に合宿をスタートした男子フリースタイルの全日本チーム

 小幡邦彦ヘッドコーチ(山梨学院大教)は、試合まで1週間ということで「けがをしないことを注意した調整合宿」と位置づけ、20日の出発までコンディションづくりを主眼にして汗を流し、気持ちを高めていく計画を話した。コロナの再拡大という出来事はあったが、どの選手の動きも申し分なく、各自が自覚をもってしっかり練習に取り組んできたことが頼もしそう。

 選手に伝えたのが、「もう、勝ちにこだわる時期」ということ。普通なら、オリンピックの翌年は世界における自分の立ち位置を知り、強化の指針を見つける闘いになるが、オリンピックまで約2年3ヶ月、予選スタートまで約1年5ヶ月というこの時期、悠長なことを考えている時期ではないと言う。「自分の実力を確認するとともに、勝つことにこだわってほしい」と注文した。

 どの階級も10選手前後の出場になりそうなので、「全階級でメダル、複数個の金メダル」を目標に、今年初の国際大会に挑む。

 男子フリースタイルは23日(土)~24日(日)に行われる。なお、男子フリースタイル57kg級に出場予定だった阿部敏弥(国士舘大職)が負傷のため出場を辞退。昨年の全日本選手権4位の新井陸人(自衛隊)が出場する。(写真はチーム提供)


© 公益財団法人日本レスリング協会