江戸時代から続く伝統行事「大田原屋台まつり」が16日、大田原市で始まった。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。同市中央2丁目の中央多目的公園付近で、9台の屋台がおはやしを競う「ぶっつけ」を披露した。
大田原神社の例大祭として4月に行う春の風物詩。この日は宵まつりがあり、午後6時半すぎに9町の彫刻屋台が同公園前に集結。豪華絢爛(けんらん)な屋台同士が円を描くようにぎりぎりまで近づき合い、各町独特のおはやしを競演した。
祭りの実行委員長小倉正敏(おぐらまさとし)さん(81)は「3年ぶりでみんな張り切っている。街が活気づいた」と開催を喜んでいた。
17日は本まつりで、ぶっつけは午後6時50分ごろから、同公園北側で披露される。周辺は午前10時半~午後8時半に交通規制が行われる。