川崎副市長が就任会見

 川崎市の伊藤弘副市長(58)は1日、就任会見を行い、「川崎の水も土も空気も染みついている。川崎のために働けることを誇りに精いっぱいやりたい」と意欲を語った。

 伊藤氏は中原区で生まれ育ち、祖父と父も市職員に奉職。1981年入庁、健康福祉局長、総務局長を歴任した。福田紀彦市長からは地域包括ケアシステムの構築への手腕の発揮を期待されており、会見では「縦割りの施策ではなく、横串を通せるよう頑張りたい」と述べた。

 3副市長の事務分担は筆頭の三浦淳氏(63)がまちづくりや産業政策、菊地義雄氏(64)が子ども政策、伊藤氏が福祉と区役所などを担当。総務企画、財政局は共同で担う。

 教育委員長と教育長の責任を一本化した初代の新教育長に就いた渡辺直美氏(60)も就任会見。「諸課題に適切に解決し、子どもたちに明るい未来をつくり、一人一人がたくましく人生を切り開く力を身に付けられるよう取り組みたい」と抱負を語った。旧制度の下で教育長を4年間務めた。

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