音楽映画『ディスコーズハイ』特報・場面写真&田中珠里及び下京慶子のコメント解禁!

©2021コココロ制作

タイトルである『ディスコーズハイ』とは、ディスコード(discord;不協和音)とランナーズハイを混ぜた造語。

監督自らが音楽活動する中で、才能や口約束のような決して目に見えないものに翻弄されるばかりの音楽業界において、それでも音楽がど真ん中に有るべきだという気持ちや初期衝動を込めて制作された本作は、日本芸術センター第13回映像グランプリにて発掘賞、神戸インディペンデント映画祭2021にて奨励賞を受賞。劇中の架空のバンド「P-90」もバズり、公式ツイッターのフォロワーも約2万人に。満を持しての公開となる。

音楽事務所で担当するバンド「カサノシタ」のMVの予算が下りず、奔走する主人公・瓶子撫子(へいし・なでこ)役には、ドラマ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」で本郷ひと葉役を演じ、今年1月には舞台「BASARA」の主演に抜擢されるなど、大注目の田中珠里。

ライバルの別久花(べつく・はな)役には、柴咲コウらが監督を務めた『MIRRORLIAR FILMS』ではプロデューサーとしても活躍している下京慶子。

撫子の亡き母のミュージシャン・結衣子役に、伝説のロックバンド「ミドリ」の元ボーカルで、舞台「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」で森山未來の夫役を演じ、テレビ東京の深夜ドラマ「たべるダケ」では主演するなど女優としても活躍している後藤まりこ。

撫子が担当するバンド「カサノシタ」のMtF(元男性)の儀武村剛士役は、竹原ピストルと毎月2マンライブを行い、今勢いのある若手シンガーソングライター・ぽてさらちゃん。、ベーシスト・ゴビンダ役は、ララヨウナのベーシスト・ダイスケが演じるほか、挿入歌を、監督の岡本崇がギターボーカルを務め、関西で映像と融合的な演奏をしている「ウパルパ猫」、 「逆さ書道」のパフォーマンスでも注目を集める「スムルース」のボーカル・ギターの德田憲治、 「スリマ」の愛称で知られる 3markets[ ]が、主題歌の歌唱は、元「FREENOTE」で、現在人気のバンド・ハンブレッダーズのプロデュースなどで活躍する秦千香子が担当。

その他、「ストリートファイター」の実況解説で有名なe-sports実況者・アールが劇中の番組のMCとして出演するほか、ゲーム制作者の城間一樹のホラーゲーム「Shadow Corridor(通称:影廊)」より神楽鈴の徘徊者が出演するなど、各界の著名人が参加している。

この度、7月8日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開を前に、特報、場面写真10点、主人公・瓶子撫子役の田中珠里及びライバル・別久花役の下京慶子よりコメントが届いた。

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<瓶子撫子役:田中珠里 コメント>

主人公の瓶子撫子は、自分に自信がないせいで戸惑ったり怒ったり悩んだりし、誰かに頼りたくても頼り方すらわからない、負けず嫌いな女性だと思いました。一方で、不器用なりに仲間や母を大切に想っており、とても真っ直ぐで思い遣りのある一面も持ち合わせています。

初めて台本を読み終えた時、撫子が私の背中を押してくれた気がしました。頑張ってるのに報われない姿や誰にも言えない葛藤や壁を少しずつ乗り越える姿を一つ一つ大切に演じました。最後は私が撫子の背中を押す気持ちで演じていたように思います。

この作品は音楽から始まり音楽で終わる、凄く音楽愛に溢れた作品です。観終わった時、息をするのを忘れて暫くその場から動けなくなり、心が燃えているように温かく胸を締め付けられたのを覚えています。岡本監督の音楽の原点というものが、岡本監督にしか描けない色で、「ディスコーズハイ」という世界観で、創り上げられていました。

喜怒哀楽が激しい個性豊かすぎる登場人物だらけの、岡本監督の脳内のほんの一部分を切り取った映画「ディスコーズハイ」を、是非劇場でご覧下さい。

<別久花役:下京慶子 コメント>

初めまして。下京です。

今回演じた別久の、一見自信家のような発言の裏には、陰の努力を惜しまない真面目さと情熱があるのだろうなと思いました。現代っぽくない言葉遣いや立ち振る舞いはコミカルで、一見しっかりしているように見えるけど、実は瓶子と一緒で不器用だったり、愛らしいところもあったりと、少しお酒が入って素直になったら、隠れた良い要素がたくさん見えそうな、まだまだ掘りがいのあるキャラクターです。

田中珠里さん演じる瓶子もとても愛おしいのですが、岡本さんの創り出した個性あふれるキャラクターたちに共通しているのは、それぞれに正義があり、愛があり、何か1つ大切にしているものがあるところだと思います。それはもちろん別久も例外ではなく、嫌味な台詞でも、その裏に隠された想いというのは常に意識して発するようにしていました。

本作はまさに、岡本監督の脳内を具現化したようなザ・岡本ワールド!個人的には、儀武村の麻雀妄想シーンがお気に入りです。脚本・監督・撮影、そして劇中歌の作詞作曲までも手掛けている作品は珍しいのではないでしょうか。

音楽映画という名にふさわしい、音楽愛に塗れたこの映画を劇場で観ていただけることがとても嬉しいです。

劇場のシートに座ったら、リラックスして身を委ね、岡本監督の脳内へ侵入していくような感覚で、溢れ出てくる様々な“愛”に塗れてもらえたらいいなと思います。

【あらすじ】

音楽事務所ヤードバーズに叔父のコネで入社した瓶子撫子(へいし・なでこ)。

売れっ子バンドを次々と排出する同僚の別久(べつく)とは違い、彼女の担当するバンド「カサノシタ」はデビュー以来鳴かず飛ばず。

おまけに極度のあがり症で自身も会社のお荷物扱い。

次回作の予算もロクに下りず、自らの手でMVを制作し、その反応次第でリリースを検討という事態に。

まさに崖っぷちの現状にも関わらずメンバーの危機感及びやる気はゼロ。

それでも撫子は別久への対抗心を燃やし、なんとか結果を出そうと奮闘するのだが...。

【クレジット】

田中珠里 下京慶子 後藤まりこ

鈴木大夢 ぽてさらちゃん。 鈴木智久

川村義博 ダイスケ 片山誠子

ひがし沙優 矢野愛林 愛田天麻

アール 神楽鈴の徘徊者

監督 : 岡本崇 脚本 : 岡本崇

撮影 : 岡本崇 芦村真司 録音:坂厚人 照明:SAKURA

音楽 : ウパルパ猫 德田憲治 3markets[ ]

キャスティング : 内田蘭 編集 : 岡本崇

助監督 : 中山紗奈 現場補佐 : ましょ イケガワカツヒロ

キャラクター協力:城間一樹(SpaceOnigiriGames)

主題歌 :「いつかバンドがなくなったら」秦千香子(ex.FREENOTE)

配給 宣伝 : アルミード 製作 : コココロ制作

2021年/日本/カラー/16:9/STEREO/101分 ©2021コココロ制作

公式サイト: https://plisila.wixsite.com/mysite

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