長崎県高校春季選手権 バスケット女子・鎮西学院が初優勝 総合力の高さで振り切る

【女子決勝、鎮西学院―長崎日大】第4クオーター9分、鎮西学院のフォワード小田がシュートを狙う=西彼長与町民体育館

 長崎県高校春季選手権は18日、各地で3競技が行われ、バスケットボールの男子決勝は長崎西が西海学園に97-70で快勝して3年ぶりの優勝を決めた。女子決勝は鎮西学院が長崎日大を84-71で退けて初優勝。長崎日大も初の4強以上となった。
 バレーボールの男子決勝は大村工が長崎南山にストレート勝ち。女子決勝も九州文化学園が純心女に2-0で快勝した。大村工は3年ぶり、九州文化学園は4年ぶりのV奪回。
 延長にもつれたハンドボールの男子決勝は、長崎日大が瓊浦を32-29で下して2連覇を達成。女子決勝も接戦となり、佐世保商が清峰に25-24で競り勝って7年ぶりに制した。

◎バスケ女子 鎮西学院が主導権握り続け 

 互いに初優勝を懸けたバスケットボール女子決勝は、鎮西学院が総合力の高さで長崎日大を振り切った。3月の県新人大会に続いて栄冠を手中に収め、主将のガード馬場は「苦しい場面が何度もあったが、しっかり流れをつかむことができた」と笑顔を見せた。
 第1クオーター途中に得点源のフォワード後田がけがでコートを離れ、馬場やフォワード小田らのファウルトラブルもあったが、チームは慌てなかった。35-35で入った第3クオーターは小田が「とにかくがつがつ攻めよう」と15得点で勢いづけ、センター森のリバウンドからの2次攻撃など各選手が持ち味を発揮。13点のリードを奪うと、その後も主導権を握り続けた。
 次は昨年初Vを果たした県高総体。約1カ月半後の本番に向けて小田は「しっかり相手の守備を見て判断するプレーを心がけていく」と気を引き締め直していた。


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