子育て支援、長崎市が一元化 「イーカオ相談」開設 メール、オンラインでも

 妊産婦から子育て世代まで、子どもに関する相談に一元的に対応するため、長崎市は今月、「こども・子育てイーカオ相談」を開設した。名称には、子どもに関わる人がいつも「いい顔」であるようにとの願いを込めた。
 来年1月の新庁舎への移転を前に、「妊産婦相談」「こども総合相談」などバラバラだった窓口を一本化。別館1階に置き、移転後は新庁舎2階に「イーカオプラザ」として、市の子育て関係機能をワンストップにまとめる予定。
 窓口では、保健師や臨床心理士が話を聞き、地域の支援センターへつないだり、民間のサービスを紹介したりと内容に応じて対応。必要があれば教員や社会福祉士など専門家も相談に乗る。
 1日の開設以降、子どもの発達についての悩みや、産後利用できるサービスの問い合わせ、転入者の遊び場の質問などがあった。市子育てサポート課の髙橋秀子課長は「子育てする方の孤立を防ぎたい。何でも気軽に相談してほしい」と話した。
 窓口の他、専用ダイヤル(電095.825.5624か電095.822.8573)、メール、オンラインでも受け付ける。いずれも対応時間は平日午前8時45分~午後5時半。


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