イェリッチ待望の1号はグランドスラム 筒香嘉智は今季初の休養日

【パイレーツ1-6ブリュワーズ】@アメリカンファミリー・フィールド

ブリュワーズは1対1の同点で迎えた4回裏一死満塁からコルテン・ウォンの犠飛で勝ち越すと、再び満塁とし、クリスチャン・イェリッチが今季1号となるグランドスラム。主砲に待望の今季初アーチが飛び出し、パイレーツを6対1で破った。ブリュワーズ先発のエリック・ラウアーが6回1失点で今季初勝利(0敗)をマークし、パイレーツ先発のザック・トンプソンは4回6失点で今季初黒星(0勝)。なお、パイレーツの筒香嘉智は休養日で出場機会がなかった。

ブリュワーズは1回裏先頭からの連打で1・3塁のチャンスを作り、トンプソンの暴投で1点を先制。ところが、ラウアーが4回表一死からディエゴ・カスティーヨに1号ソロを浴び、同点に追いつかれた。しかし、4回裏一死から連打と四球で満塁とし、ウォンの犠飛で勝ち越しに成功。ウィリー・アダメスが四球を選んで再び満塁となり、主砲イェリッチが右中間へ1号グランドスラムを放ち、試合の主導権を握った。ラウアーは6回1失点の好投。ラウアーの降板後は3人のリリーバーが各1イニングを無失点に抑え、試合を締めくくった。

イェリッチが本塁打を放つのは昨年9月24日(現地時間)のメッツ戦以来。それ以降、ポストシーズンやオープン戦も含めてノーアーチが続いていたが、ようやく待望の一発が飛び出した。しかも、久しぶりの本塁打は勝利を大きく引き寄せるキャリア通算4本目のグランドスラム。今季はなかなか波に乗れないなかで4割近い高出塁率をマークしており、この一発をきっかけに調子を上げていきたいところだ。

© MLB Advanced Media, LP.