教え子の女子高生と性行為「正しい判断できず」 京都の教諭を懲戒免職

京都府庁

 京都府教育委員会は19日、高校3年の女子生徒と性行為をしたとして府北部の府立高の男性教諭(34)を懲戒免職にしたと発表した。今年に入って府教委が生徒へのわいせつ事案で懲戒処分にするのは3件目。

 府教委によると男性教諭は2020年9月以降、勤務先と異なる府立高の3年女子生徒と性行為を複数回した。教諭は既婚者で、前任校で女子生徒が所属する部活の顧問を務め、異動後も女子生徒と連絡を取り合っていた。「不適切だとは認識していたが、正しい判断ができなかった」などと話したという。

 府教委は1月、女子生徒に下着姿の画像を送信させたとして府立高の男性教諭を停職3カ月、2月には女子生徒を盗撮したとして府立高の別の男性教諭を懲戒免職にした。仲井宣夫教職員人事課長は「公教育への信頼を損ない大変申し訳ない。どうすれば防げるか今後も検討したい」としている。

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